大谷翔平、ブルペン投球も“中断” 指揮官「いつか分からない」…打者調整に専念へ

ロバーツ監督がアリゾナ州グレンデールの球団施設で取材対応
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は7日(日本時間8日)、アリゾナ州グレンデールの球団施設で報道陣の取材に応じ、大谷翔平投手のブルペンでの投球練習が未定になっていることを明らかにした。来日前までは打者としての調整に専念することになりそうだ。
大谷が最後にブルペン入りしたのは2月25日(同26日)が最後。その後、投手としての調整は壁当てとキャッチボールを行うのみとなっている。ロバーツ監督は「彼はまだキャッチボールはやっていく。予定されている彼のブルペンでの投球練習がいつなのか私は知らない。肝心なことは、我々としては彼に腕を動かし続けてもらいたいということ」とし、今後もキャッチボールで調整を続けてもらいたい考えだ。
ブルペンでの投球練習再開など投手としての本格的な調整については、「再び(調整の強度を)上げる作業がいつ始まるかは私には分からない」と話し、その時期は東京シリーズへと出発する前かとの問いには「おそらくそれはないだろう。そう言ってほぼ間違いない」と明かした。
ロバーツ監督は前日6日(同7日)にキャンプ中に予定されていた実戦形式の投球練習「ライブBP」を中止にしたことを明言。「試合の強度が増して、負担が増えている。少しだけ休養を与えたかった。ペースを少し落としたかった」と説明。当初は5月頃と見込まれていた二刀流復帰についても「分からない。予定は設けたくない」と話した。2年ぶりの二刀流復帰へ、投手としての調整は慎重に進めていく。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
