巨人OB絶賛の新人「1軍当確」 止まらぬ躍動…驚いた守備力「際立って戦力になる」

2軍新球場「開業記念試合」で中畑氏&掛布氏トークショー
巨人と阪神の2軍が対戦する互いのファーム新球場「開業記念試合」が8日、東京都稲城市のジャイアンツタウンスタジアムで行われた。試合に先立ち、巨人OB会長の中畑清氏、阪神OB会長の掛布雅之氏がトークショーと始球式に登場。巨人の今年のキーマンを問われた中畑氏はドラフト2位ルーキー・浦田俊輔内野手を指名した。
連覇の鍵を握る男を聞かれると躊躇なく名前を挙げた。「ドラフトの2位の浦田。(体は)小さい選手だけど際立って戦力になるなって。俺の中では1軍当確だね。光るものがある」。
171センチ、67キロと小柄な22歳はキャンプ2軍スタートもキャンプ後に1軍昇格。7日のオリックスとのオープン戦では途中出場し、9回の打席で右翼線二塁打を放った。
中畑氏は「内野手だけど今、(阿部)監督がつきっきりで外野の練習もやってる。すべての守備力で残れる。でも昨日(7日)のバッティングを見て、攻撃力もいい。ライト線にコンパクトに打っていた。ああいうスイングができるのは若手になかなかいない。確実性もある」と絶賛。「掛布さんを見ているみたい」と続け、雪がちらつく中でのトークショーを熱く盛り上げた。
ジャイアンツタウンスタジアムと、阪神の「日鉄鋼板 SGLスタジアム 尼崎」(兵庫県尼崎市)は1日にオープン。1、2日には巨人がヤクルトと、阪神は広島と、それぞれ新球場でオープニングゲームを行った。9日にも両球団による「開業記念試合」が開催される。
(尾辻剛 / Go Otsuji)
