ボンズ氏が漏らした“本音”「お金を使うならショウヘイ」　密かに欲した大谷翔平の記念品

競売会社社長が明かしたボンズとの会話「投打において史上最強の1人」

「私の時代なら、オオタニは1球耳の付近に球を投げられずしてHRを2本打つことはできない」。バリー・ボンズ氏の発言が物議を醸しているが、決してドジャース・大谷翔平投手の存在を否定しているわけではない。親交のある「Goldin」のケン・ゴールディンCEOは、ボンズ氏が大谷を“ベタ褒め”していたことを明かした。

　米国のオークション会社「Goldin」は昨年、大谷の「50本塁打＆50盗塁（50-50）」記念球を競売し大きな利益を得た。ゴールディン氏はかつて代理人業も行っており、ボンズ氏とも関わりがある。50-50を達成する前、ボンズ氏が同氏に「もし私が私財を使って（記念品を）買うならショウヘイ・オオタニだ」と話し、“記念品”を欲しがっていたという。

　同氏によると、MLB史上最多762本塁打など、数多くの偉業を成し遂げてきたボンズ氏は記念品等に全く興味がなかったという。しかし、大谷については別。「『ケン、聞いてくれ。彼のような活躍をする選手は今後現れないからね。投打において史上最強の1人』と言っていたんです」と話す。

　ボンズ氏は米ポッドキャスト「オール・ザ・スモーク」の番組で「野球の試合は変わった。試合は私がプレーしていた頃とは、かなり違う」と大谷が50-50を達成した現代の野球に異議を唱えていたが、本心では認めている模様。ゴールディン氏は「インタビューではなく、友人としての会話でした。『お金を使うとしたらショウヘイ・オオタニしかない。（大谷のような活躍をする選手は今後）絶対にない』と、言っていました」と“本音”であることを強調していた。

（川村虎大 / Kodai Kawamura）