衝撃受けた日本での体験「信じられない」 “敵”への行動は「鮮明に覚えている」

カブスのニッキー・ロペス【写真:Getty Images】
カブスのニッキー・ロペス【写真:Getty Images】

ニッキー・ロペスが2年前の「クールな瞬間」語る

 2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にイタリア代表として出場し、今季はカブスとマイナー契約を結んでいるニッキー・ロペス内野手が米メディアに東京でプレーした時の印象を語った。相手チームにも声援を送る日本のファンに「その敬意は信じられないものだよ」と驚きを示した。

 俊足好守が持ち味のロペスは、メジャー通算668試合に出場。2年前に東京ドームで行われたWBC準々決勝の日本戦では「2番・遊撃」で出場した。試合には敗れたが、大谷翔平投手から安打を放っている。

 当時の体験について7日(日本時間8日)までに地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」などの取材に答えた。マウンドで大谷が奮闘する姿に、ロペスは「ファン全体が立ち上がって、彼に声援を送っていたんだ。彼を励ましていたんだよ」と回顧。「それはクールな瞬間だったね」と日本のファンの対応に感心した様子だった。

 さらに相手チームをリスペクトする姿勢についても「鮮明に覚えている」と強調。アウェーの状況ながら、自身の好プレーに対しても日本のファンからスタンディングオベーションが起きたといい、「それがいいプレーだったからというだけの理由でね。その敬意は信じられないものだよ。彼らは心から、いい野球が好きなんだ」と、その態度を称賛した。

 昨季はホワイトソックスで124試合に出場し、今季はカブスのマイナー契約から昇格を目指す。オープン戦では20打数9安打、打率.450と結果を残しているだけに、状況次第では18、19日に再び東京ドームの観客の前でプレーする機会が訪れるかもしれない。

(Full-Count編集部)

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