“ぬるま湯”の大谷翔平　ボンズ氏発言に米呆れ「嫉妬してる」「チート野郎」

大谷は「スピードを落とそうとする誰かに膝頭を切り落とされている」

“最恐打者”の発言が物議を醸している。メジャー通算762本塁打を放ったバリー・ボンズ氏が、ドジャース・大谷翔平投手に“難癖”をつけると、米ファンからは「何を言ってるんだ」「嫉妬してる」などと、批判が寄せられた。

　ボンズ氏は米ポッドキャスト「オール・ザ・スモーク」に出演し、「私の時代なら、オオタニは1球耳の付近に球を投げられずしてHRを2本打つことはできない」「彼が1試合2盗塁する前に、そのスピードを落とそうとする誰かに膝頭を切り落とされている」などとコメント。現役時代は頭部に目掛けた死球や危険なプレーが横行し、大谷含めた現役選手は“ぬるま湯”だと指摘する。

　また、現在の野球は本塁打後にセレブレーションなどを行うが、「こんな悪ふざけは我々の時代には許されていなかった」と呆れた様子。「私がそんなことをしていたら（殴られて）星が飛ぶ。病院行きになって、その日はもう（試合に出場できなくなるため）野球のボールを見ることはないだろう」とした。

　米放送局「FOXスポーツ」が「ドジャースのスーパースターの成功がやや大げさに扱われていると感じている」と引用して発言が拡散。ドジャース地元メディア「ドジャーネーション」も取り上げると、ファンはこぞってボンズ氏を批判した。「ボンズは一度も世界一になってない。オオタニはやった」「ヤツが何と言おうと、オオタニはアメージングだ」「ボンズのほうが簡単だろう。ステロイドを使ってたんだから」「オオタニはチートなしでやってる」などと批判が相次いだ。

　ボンズ氏は歴代最多7度のMVPを誇り、歴代最高打者とも言われる一方で、ジャイアンツ時代に薬物使用を行ったとされており、殿堂入りはできていない。大谷は昨季3度目のMVPを受賞し、歴代2位タイに浮上。ボンズ氏の記録に迫っている。

（Full-Count編集部）