バウアー、復帰初登板は3回2失点 拙守で自責ゼロもボーク判定に不満…空振りは1球

2年ぶりDeNA復帰…来日後初の実戦登板
DeNAのトレバー・バウアー投手が9日、京セラドームで行われたオリックス戦で先発した。2年ぶりとなる日本復帰後は初の実戦マウンドは、3回5安打2失点(自責点0)、2四球2奪三振。49球投じて空振りは1球だった。
初回先頭に右前打を許す立ち上がりだったが、1死から二塁を狙った中川を山本が好返球でアウト。無失点で切り抜けた。しかし2回、無死一塁から併殺を狙った森の送球を牧が落球。さらにセーフティバントで満塁のピンチを招くと、紅林の併殺の間に失点した。
その後、2死三塁から三塁審判がボークの判定。まさかの2失点目を許すと、バウアーは苛立った様子で困惑し、三浦監督や通訳も駆け付けて試合がストップ。マウンド付近で身振り手振りで説明し、5分以上中断する事態となった。判定は変わらず、責任審判の福家審判員は「投球動作の変更によりボークを宣告いたしました」とマイクで場内に説明した。
3回もヒットを許したが、6番・太田を空振り三振に仕留めて降板。復帰初戦は2失点しながらも自責点はゼロだった。
2023年にDeNAに電撃加入したバウアーは、1軍合流は5月からだったが、19試合で10勝4敗、防御率2.76の好成績を残した。同年限りで退団し、昨季はメキシカンリーグでプレーした。1月に入団が発表され、春季キャンプには参加しなかったが独自で調整を続け、2月27日に来日。翌28日から横須賀市内の2軍施設で汗を流していた。