ヤ軍「終焉の始まり」 米誌が危惧する衰退…ジャッジ依存で待つ“イバラの道”

ヤンキースのアーロン・ジャッジ 【写真:Getty Images】
ヤンキースのアーロン・ジャッジ 【写真:Getty Images】

米大手経済誌が報道「もしヤンキースが崩壊するならば」

 米大手経済誌「フォーブス」が9日(日本時間10日)、ヤンキースの将来を憂いた記事を掲載。主力の怪我人が続出している現状に「もしヤンキースが崩壊するならば、終焉の始まりはこのような感じだろう」といったショッキングな見出しのコラムを発表した。

 ダニエル・R・エプスタイン記者は「スプリングトレーニングにおけるMLB各チームの主な目標は、大きな怪我をあまり出さずに乗り切ることだが、ヤンキースはすでに失敗した」と言及。ヤンキースはシーズンの開始時に4人の主力が離脱している。通算429本塁打のスタントン、首位打者2度のルメイヒュー、昨季15勝の新人王ヒル、そして2023年にサイ・ヤング賞のコールはこの日、米メディアがトミー・ジョン手術の可能性を報じた。

 コール、ルメイヒュー、スタントンの3人は34〜36歳で、チームの40人ロースターには33歳以上の選手が8人いる。そして、ジャッジは4月26日に9人目の33歳以上の選手になる。同誌は「ヤンキースは高齢の選手にこれほど依存しているのに、今オフシーズンの補強は重大な怪我の可能性を考慮していなかったように見える」と追求した。

 さらには「チームの得点力は完全にジャッジに依存している。彼は現在間違いなく世界で最も優れた打者だが、もし33歳のシーズンで彼の成績がわずかに後退する場合はどうなるだろうか?」と危惧。「現状の構成では、ヤンキースはア・リーグのチャンピオンには見えず、もしジャッジが1年中超人的な活躍を続けなければ、プレーオフに近づくことさえできないチームに見える」と言い切った。

 昨年はドジャースとワールドシリーズで激闘を演じた伝統球団が、相次ぐ怪我人で開幕前から“黄色信号”が灯っている。

(Full-Count編集部)

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