大谷翔平への“待った”に「10億%賛同」 ド軍だからこそ可能…米メディア示した道筋

5月の投手復帰計画は白紙に
ドジャースの大谷翔平投手が“二刀流”を復活させる時期が不透明になってきた。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は9日(日本時間10日)、「最も大事なのはシーズン終盤に、彼に投げてもらうことだ」と語り、投手としての復帰を急がせない考えを示した。チーム事情を考えれば、復帰時期が遅れたとしても問題はないとの見方も米メディアの間で出ている。
5月の投手復帰計画があった大谷だが、18、19日に東京ドームで開かれるカブスとの開幕戦を前に、投手としての調整を一旦止めた。ロバーツ監督は「肩肘両方の状態を考慮した。試合に出場することで強度が増している状況。彼は肩の手術を受けたから」と理由を説明。時期は明言せず、シーズン中の大事な局面での復帰に含みを持たせた。
これらの判断について米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」司会のスコット・ブラウン氏は「10億%彼らのやり方に賛同します」と大絶賛。「私たちは何度も言っていますが、(彼は)前例のないことをやっているんです。スーパースターの二刀流ということは置いておいても、怪我のことがあります。2度目の肘の手術をしてリハビリ中だし、今オフは肩の手術もしているんです。本当に、本当に慎重にやらないといけません!」と熱弁をふるった。
続けてブラウン氏はドジャースのチーム事情に言及。「ドジャースであれば大丈夫でしょう。彼が7月か8月まで投げなくても誰も気にしないのです。プレーオフの時にいてくれたらいいのです。彼らは確実にプレーオフに進出しますから」と、オフの補強などで大型戦力となった選手層の厚さを強調した。
元ホワイトソックスのトッド・フレイジャー氏も「ああ。君は完璧に説明してくれたよ。彼が投げられようが、投げられまいが、ワールドシリーズ制覇を狙えるチームだ。怪我人の1人や2人がいようが、ピースは揃っている」と賛同。「彼はつい最近肩の手術をしたばかりだし、(肘の)大怪我から復帰も目指している。100%の状態で投球をさせるのには、時間が足りないんだよ。しかもピースは揃っているから、彼がマウンドにいなくても7、8通りのいい解決策が浮かぶ。好きなだけ休ませて、私たちの知っている曲芸的な打者として専念させればいいじゃないか!」と続けた。
(Full-Count編集部)
