巨人・田中将大、語った東北への思い 3・11から14年も…「光景は忘れられません」

「3・11」を迎え田中将大がコメントした
巨人・田中将大投手が11日、東日本大震災から14年目を迎え、球団を通じてコメントした。楽天時代のプロ1年目の2007年から11シーズンを宮城で過ごしており、「被災地の光景は今でも忘れられません」などと思いを述べた。
「2011年3月11日は、楽天でプロ5年目のシーズン開幕を迎えようとしていた時期でした。宮城に戻り、訪れた被災地の光景は今でも忘れられません」
被災者の思いを背負って戦い続けた2013年。田中は24勝無敗、防御率1.27という超人的な成績を残し、球団史上初の日本一に貢献した。「東北の皆さんに何とか勝利を届けたい、何かを感じていただけるプレーをしたいという思いで戦い、日本一になった2013年。その時の日本シリーズで対戦した相手でもあるジャイアンツで、今シーズンを迎えます」と“縁”を感じている。
「ユニホームは変わりましたが、僕を育ててくれた東北への思いは変わりません。震災を風化させないために、これからも自分に何ができるのかを考え、行動していきたいと思います。プロ19年目も1試合1試合、1球1球に気持ちを込めて投げていきます」。チームは変わっても、思いは変わらず、全力投球を誓った。
(Full-Count編集部)
