大谷翔平の爆速二塁打、指揮官激賞「普通の人間にできない」 自打球悶絶も「大丈夫」

試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

ロバーツ監督「そんな強い打球を打つことすら不可能なことだ」

【MLB】ドジャース 6ー2 Dバックス(日本時間11日・アリゾナ)

 ドジャースの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、アリゾナ州グレンデールで行われたダイヤモンドバックスとのオープン戦に「1番・指名打者」で先発出場。初回に右翼線二塁打を放つなど3打数1安打。打率.356となった。試合後、デーブ・ロバーツ監督は「彼は普通の人間にできないことをする」と激賞した。

 好調を感じさせる弾丸ライナーだった。初回先頭、2ボールから右腕カーチスの内角カットボールを振り抜き、右翼線二塁打を放った。

 打球速度118.5マイル(約190.7キロ)。自己最速は昨年4月27日(同28日)の敵地・ブルージェイズ戦で菊池雄星から放った右前打で119.2マイル(約191.8キロ)。1キロほど及ばなかったが、球場を騒然とさせる超高速打球だった。

 試合後、報道陣から爆速二塁打について問われると、ロバーツ監督は「ああ、彼はいい選手だね」とポツリ。報道陣の笑いを誘うと、賛辞の言葉を惜しまなかった。

「彼がやること、そして数値もそうだけど、どうあがいても、あれほど強い打球を打てない選手もいる。でも、彼は普通の人間にはできないことをする」

 4回先頭は元ヤクルトのマクガフと対戦。2球目のファウルが股間付近に当たって悶絶。続く低めチェンジアップに空振り三振を喫した。ロバーツ監督は「彼は大丈夫だ。ショウヘイは大丈夫だ」と繰り返した。11日(同12日)のガーディアンズ戦に出場し、12日(同13日)に東京へ向かう。ドジャース2年目のシーズン開幕へ、あと1週間だ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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