大谷翔平、初のABSチャレンジ成功 無安打も1打点2四球、打率.333で東京開幕へ

ガーディアンズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ガーディアンズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

1打数無安打2四球で打率.333

【MLB】ドジャース ー ガーディアンズ(日本時間12日・アリゾナ)

 ドジャースの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、アリゾナ州グレンデールで行われたガーディアンズとのオープン戦に「1番・指名打者」で先発出場。初めてABSチャレンジを成功させるなど2四球を選んだ。1打数無安打1打点で2四球。打率.333となった。

 初回先頭、2球目だった。外角高めへの95マイル(約152.9キロ)のフォーシームでヘルメットを叩いて、初めてABSチャレンジを要求。ストライク判定からボールに覆った。最後はフルカウントから四球を選び、続くエドマンの先制2ランを演出した。

 ABSチャレンジとはストライク・ボール判定を球場内に設置された機械が自動で判定するシステム。球審の判定に対して投手、捕手、打者のみがチャレンジを要求することが可能となり、投球後に自身の帽子やヘルメットを触るのが合図となる。各チーム1試合に2度までの要求が認められ、判定が覆った場合は回数が減らない。アリゾナとフロリダで行われる今春オープン戦のうち13球場で試験的に導入されている。

 初回2死満塁ではストレートで押し出し四球を選んだ。本塁打以外ではオープン戦初打点。1イニング6得点のビッグイニングを演出した。2回2死二、三塁は一ゴロに倒れた。

 この日の試合前は投手調整。キャッチボールでは捕手役が座った状態で19球を投げた。クイックモーションから投じる場面もあった。その後に行った帰塁の練習では投手役を山本由伸投手が務めた。キャンプ最終日に豪華な合同練習となった。

 チームは12日(同13日)に東京へ出発する。15日に巨人、16日に阪神とエキシビジョンマッチを行い、18、19日にカブスとの開幕2連戦を行う。

(Full-Count編集部)

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