ド軍は“韓国の逸材”ら実績組が続々マイナーへ 厳しい競争、打率.400でも残れず

球団発表…キムは3年契約で加入も今春打率.207
ドジャースは11日(日本時間12日)、ボビー・ミラー投手、キム・ヘソン内野手をオプションした。また、ジオバニー・ガイエゴス投手、ダルトン・ラッシング捕手、デビッド・ボート内野手、マイケル・チャビス内野手、エディ・ロサリオ外野手をマイナーキャンプへとアサインさせたと発表した。期待値や実績があっても、メジャーに残る難しさを感じさせる“人事異動”となった。
26歳のキムは韓国プロ野球・キウムからポスティングシステムを利用して3年総額1250万ドル(約18億4000万円)でドジャース入り。俊足巧打が期待されたが、オープン戦は11日(同12日)まで15試合出場して、29打数6安打の打率.207、1本塁打、3打点。2盗塁、出塁率.303。正二塁手候補として注目されていたが、ひとまず3Aで開幕することになる。
先発候補として期待されていたミラーは、20日(同21日)のオープン戦で頭部に打球が直撃。その後は脳震とうプログロム入りしていた。2023年には11勝4敗、防御率3.76を好成績を残していた。
メジャー通算1121試合で打率.262、169本塁打、583打点のロサリオはマイナー契約でドジャース入り。オープン戦では“チーム1号”を放っていたが、26打数4安打、打率.154、2本塁打にとどまった。同じくマイナー契約で加入したボートは今春30打数で打率.400、2本塁打、OPS1.171の活躍。デーブ・ロバーツ監督から“キャンプMVP”にも挙げられていたが、無念の開幕ロースター外になった。
佐々木朗希投手に次ぐ球団有望株ランキング2位のラッシング、カージナルスなどで活躍し、第5回ワールド・ベースボール・クラシックではメキシコ代表の守護神も務めたガイエゴスもマイナー行きになっている。
(Full-Count編集部)
