朗希の“魔球”に全米が混乱「なんて奇妙」 米解説が浮かべた92勝右腕「似ている」

ガーディアンズ戦に先発したドジャース・佐々木朗希【写真:Getty Images】
ガーディアンズ戦に先発したドジャース・佐々木朗希【写真:Getty Images】

4回を2奪三振、無失点の好投で開幕へ前進

【MLB】ドジャース ー ガーディアンズ(日本時間12日・アリゾナ)

 驚異の魔球が全米を震撼させている。ドジャースの佐々木朗希投手が11日(日本時間12日)、アリゾナ州グレンデールで行われたガーディアンズとのオープン戦に先発登板。4回を無失点に抑え、19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕第2戦での登板に大きく前進するとともに、そのスプリットの切れ味が議論を巻き起こしている。

 佐々木は2回、無死一塁カウント2-2から84.3マイル(約135.7キロ)のスプリットを投じ、ウィル・ブレナン外野手から空振り三振を奪った。鋭い落差の魔球に「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏も、自身のX(旧ツイッター)で「ロウキ・ササキの理不尽なスプリット」と反応した。

 この1球に「なんて奇妙なスプリットなんだ」「スプリットとすら呼んでもいけない球」「面白いほど縦に落ちる球」「えげつない」「マジでおかしい 笑」などと衝撃を受けたコメントが、英語などで書き込まれている。

 オープン戦デビューとなった4日(同5日)のレッズ戦でも、佐々木のスプリットは現地を席巻していた。同日、解説のリック・マンデー氏は「ササキを見ていると思い出します。彼はスプリットを投げる時、指にかなり深く挟みますね。60~70年代のフォークを思わせる。ディエゴ・セギーの握りに似ている。彼はフォークと、その球を呼んでいました」と、約半世紀前にメジャー通算92勝を挙げたフォークの使い手の名を挙げた。続けて「普通のスプリットより深く握っていますね。フォークを思わせます。スプリットほど強くは投げない」と述べた。

(Full-Count編集部)

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