寒空の球場で衝撃160キロ「この時期に出すか」 203cm助っ人にファン震撼「やばくね」

3年ぶりの日本でも衰えを知らぬ34歳助っ人右腕
3年ぶりの日本でも剛速球は健在だった。ロッテのタイロン・ゲレーロ投手が11日、本拠地で日本ハムとのオープン戦に初登板。まだ寒さが残る屋外で160キロを出し、「控えめに言ってやばくね」「この時期で投げるんか」とファンの度肝を抜いた。
7回に4番手として登板。先頭の郡司裕也捕手に二塁打を浴び、2死を奪った後は味方の失策で一、三塁のピンチとなった。だが、ここでギアを上げたか、続く水野達稀内野手への初球で空振りを奪うと、スピードガンは160キロを表示。二ゴロに仕留め、無失点に切り抜けた。
マーリンズ時代の2018年には104マイル(167.4キロ)をマークし、日本でもロッテ時代の2022年に163キロを出した剛腕。SNSでは「ゲレーロにしては球遅いなと思ってたら温存してただけかい」「ほんとにびっくり」「この時期に160出したw」「この時期にマリンで投げて160出るんだ。こっわ」「今シーズン本気で105マイル投げるかもと思った瞬間」「まだ軽く投げてるようにも見えるのポテンシャルの塊だな」など、衰えぬ球速に唖然とする反応が目立った。
203センチの長身から繰り出される速球を武器に、ロッテに所属した2022年には49試合に登板し、防御率3.52、奪三振率12.33を記録した。ロッテ退団後はレッズ、エンゼルスのマイナーでプレーしたが、メジャーでの登板はなく、日本へ復帰。佐々木朗希投手が抜けたロッテでも、3年ぶりに戻った右腕が球速で魅せてくれそうだ。