“韓国の逸材”が2年連続の屈辱 またも開幕直前に…強豪加入も直面した現実

昨年はKBOのセーブ王が韓国開幕戦前にマイナー降格
2年連続で“逸材”がマイナースタートとなった。ドジャースは11日(日本時間12日)、キム・ヘソン内野手をマイナーキャンプに移動させると発表した。昨年には韓国プロ野球(KBO)のセーブ王、コ・ウソク投手が開幕前にマイナー降格となっており、韓国でタイトルを獲得した選手が厳しい現実に直面している。
キム・ヘソンはKBOのベストナインにあたる「ゴールデングラブ賞」を4年連続で受賞。2021年には盗塁王に輝き、昨季は127試合で打率.326、11本塁打、75打点、30盗塁を記録し、オフにポスティングシステムを経て3年1250万ドル(約18億8500万円)で加入した。キムを獲得したことで、ギャビン・ラックス内野手をレッズにトレードし、期待値は高かった。
しかし打撃面で苦戦し、この日のガーディアンズ戦に途中出場するも、2打数無安打1三振に終わり、デーブ・ロバーツ監督は「彼は(東京に)行かない」とマイナースタートを明言した。
昨年は、KBOからイ・ジョンフ外野手(ジャイアンツ)、コ・ウソク(パドレス)がメジャーに挑戦。しかしコ・ウソクは地元韓国で行われる開幕戦を前に、マイナーへ降格。1年間メジャー昇格なく過ごすことになった。
キム・ヘソンはキャンプ中に打撃フォームを“メジャー仕様”に変更。キャンプ地で調整を続け、メジャーでのプレーを目指す。
(Full-Count編集部)
