止まらぬ「1.739」&HR王…ド軍去った33歳が衝撃打棒 指揮官の助言で覚醒「当たり前の話」

レッドソックスのトレイス・トンプソン【写真:Getty Images】
レッドソックスのトレイス・トンプソン【写真:Getty Images】

放った9安打のうち8本が長打、6本が本塁打

 昨季メジャーでプレーなしに終わった33歳が打ちまくっている。レッドソックスのキャンプに招待されているトレイス・トンプソン外野手は11日(日本時間12日)の試合を終えた時点でオープン戦で“ホームラン王”の位置にいる。打ったヒット9本のうち6本が柵越えと、猛アピール中だ。

 トンプソンは2016年にドジャースで13本塁打をマーク。2018年開幕前にはDFA(事実上の戦力外)となり、その後はチームを転々とし、2022年にはトレードでドジャースに復帰して打率.256、13本塁打の成績だった。右投手にめっぽう強く、打率.308をマーク(対左は.174)した。

 2023年にはホワイトソックスに移籍し、昨季はメジャー昇格は無かったがメッツとカブスのマイナーで計23本塁打をマーク。今季は1月にレッドソックスとマイナー契約を結び、キャンプに招待されている。オープン戦では初戦でいきなり本塁打を放つと、打率.375(24打数9安打)をマーク。9本のうち6本が本塁打で、単打は1本のみ。OPSは1.739を記録している。

 MLB公式サイトによると、レッドソックスのアレックス・コーラ監督からの指導が影響しているという。「バットスピードとか、打球角度とか言うけど、タイミングがとれていなければ、投球を捉えることができない。当たり前の話だけど、タイミングが遅れる。ボールを早く捉える構えをして、早く捉えること」とシンプルなアドバイスを受け、打撃が上向いているようだ。このまま好調を維持し、メジャー昇格を掴みとれるか。

(Full-Count編集部)

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