イチロー氏が認めた高校生「あの技術はなかなかいない」 まさかの“反抗”も…「いいなと」

「パワプロ・プロスピ公式チャンネル」に出演
マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏がYouTubeの「パワプロ・プロスピ公式チャンネル」に出演し、松井秀喜氏と日本人メジャーリーガーOBの中から3人をドラフトする企画に臨んだ。3位に両者が選んだのは、カブスなどでプレーした福留孝介氏で、イチロー氏はPL学園高時代の鮮烈な印象を明かした。
高校時代では3年夏の大阪大会で7本塁打を放つなど、「高校No.1スラッガー」として注目を集め、ドラフトでは7球団が競合した。イチロー氏は同年の春、当時の仰木彬監督から「イチロー、どう思う?」と聞かれたという。
「バットに乗せるのが上手いバッターで、高校生であの技術はなかなか当時持っている選手はいなかったし、スター性もあるし、いいんじゃないかって」
そして秋のドラフトではオリックス・ブルーウェーブも1位指名したが、近鉄が交渉権を獲得。しかし福留は中日か巨人入りを望んでおり、社会人・日本生命に進んだ。
「高校時代から気になっていたし、評価もしていた」。イチロー氏は当時福留についてコメントを求められ、「『これも運命だから、それに従った方がいいんじゃないか』ってコメントした。そしたら(福留は)『運命は自分で決めるもんだ』みたいな感じで、ちょっと反抗してきたの。それもいいなって」と振り返った。