ロッテ19歳捕手が2安打2打点 鷹の大砲に飛び出した一発…12日のパ・リーグOP戦

ロッテ・寺地隆成【画像:パーソル パ・リーグTV】
ロッテ・寺地隆成【画像:パーソル パ・リーグTV】

パ・リーグ5球団がオープン戦を行った

 西武は12日、阪神とのオープン戦に2-3で敗れた。4回に先制も、5回に3点を失って逆転を許した。

 先発の今井達也投手は、初回を10球で3者凡退に抑える立ち上がり。以降は走者を背負うも二塁は踏ませず、4回64球1安打2四球2奪三振無失点でマウンドを降りた。

 打線は4回、1死からレアンドロ・セデーニョ内野手が内野安打で出塁すると、外崎修汰内野手の適時二塁打で先制。なおも2死三塁の場面で古賀悠斗捕手が適時二塁打を放ち、この回2点を挙げた。

 しかし5回、2番手・甲斐野央投手が2安打で2死一、二塁のピンチを背負い、島田海吏外野手の適時三塁打で同点に追い付かれる。続く高寺望夢内野手に適時内野安打を許し、2-3と逆転された。

 6回から登板した3番手・與座海人投手は、4回55球1安打無四死球5奪三振無失点の好投を披露。9回2死から安打を浴びたが、後続を内野ゴロに打ち取った。一方の打線は5回以降1安打に終わり、そのまま2-3で敗れた。

ロッテ寺地隆成が2安打2打点

 ロッテはZOZOマリンスタジアムで日本ハムに5-2で勝利した。19歳の寺地隆成捕手が2安打2打点の活躍を見せ、連敗を止めた。

 初回、2死から藤原恭大外野手が三塁打を放つと、続くグレゴリー・ポランコ外野手の2号2ランで先制に成功。2回には先頭・上田希由翔内野手が内野安打で出塁し、1死二塁から寺地の適時二塁打で追加点を挙げた。

 先発の西野勇士投手は、3者凡退のイニングを2度つくるなど、3回まで1安打無失点投球。4回にフランミル・レイエス内野手にソロを浴びて失点したが、5回は危なげなく抑え、5回56球4安打無四死球1奪三振1失点でマウンドを降りた。

 打線は6回に角中勝也外野手、中村奨吾内野手の安打で1死一、二塁とし、寺地、小川龍成内野手の連続適時打で2点を追加。リリーフ陣は6回を鈴木昭汰投手、7回から2イニングを木村優人投手が無失点でつなぐ。9回には中村稔弥投手が今川優馬外野手にソロを浴びたが、この1安打に抑え5-2で試合終了。オープン戦の連敗を「3」で止めた。

鷹が1点差で敗れる…周東佑京が適時打、リチャードは1号ソロ

 ソフトバンクはみずほPayPayドームで巨人に3-4で敗れた。

 先発の大津亮介投手は初回、吉川尚輝内野手に1号2ランを被弾。3回には丸佳浩外野手に四球と盗塁を許し、吉川の適時打で3点目を失う。それ以外のイニングは3者凡退に抑え、5回76球4安打1四球5奪三振3失点でマウンドを降りた。

 打線は2回、ジーター・ダウンズ内野手の安打、リチャード内野手の四球などで1死一、三塁とし、庄子雄大内野手のスクイズ、周東佑京内野手の適時二塁打で、一時同点に追い付く。6回に杉山一樹投手が投手強襲の適時打で1失点も、6回にリチャードの1号ソロで取り返し、3-4と1点差のまま試合は終盤へ入った。

 7回はロベルト・オスナ投手が2安打を浴びながらも無失点。8回に登板したダーウィンゾン・ヘルナンデス投手は、2安打と四球で無死満塁のピンチを招いたが、後続を3人で仕留め、追加点は与えない。9回は岩井俊介投手が1安打無失点でつないだ。

 一方の打線は、7回、8回と得点圏に走者を置いたが、得点にはつながらず。9回は3者凡退に終わった。

宮城大弥が6回13奪三振2失点投球…元謙太は同点タイムリーも接戦を落とす

 オリックスはバンテリンドームで行われた中日戦に、2-3で敗れた。

 オリックス先発の宮城大弥投手は、初回に先頭へ安打を浴びると、暴投で進塁を許し、石川昂弥内野手の適時打で1失点。2回は3者連続三振、3回は安打を浴びながらも3三振を奪った。しかし4回、石川昂、中田翔内野手の二塁打で2点目を失う。6回86球7安打無四死球13奪三振2失点の内容だった。

 一方の打線は、相手先発・大野雄大投手の前に5回まで走者を出すことができない。以降も7回まで1安打に終わったが、8回に紅林弘太郎内野手の適時打で1点を返す。さらに宗佑磨内野手も安打で続き、元謙太外野手の適時打で同点に追い付いた。

 7回は東松快征投手が無失点でつないだが、8回に阿部翔太投手が上林誠知外野手に勝ち越しソロを被弾。9回の攻撃は3者凡退に終わった。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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