イチロー氏が告白「後ろにいるのが嫌だった」 球界を託していた遊撃手「頼むぞと」

マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターのイチロー氏【写真:ロイター】
マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターのイチロー氏【写真:ロイター】

日本人メジャーリーガーOBで3人を選出する企画

 マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏がYouTubeの「パワプロ・プロスピ公式チャンネル」に出演し、日本人メジャーリーガーOBの中から3人をドラフトする企画に臨んだ。イチロー氏が2位に挙げたのは元西武の松井稼頭央氏で、メジャー挑戦の際に「僕がいなくなった後、頼むぞ」と、球界を託していたことを明かした。

 イチロー氏の2歳年下にあたる松井氏は、三拍子揃った遊撃手として西武を支え、2002年にはトリプルスリーを達成。2003年オフにメッツと契約して海を渡った。「稼頭央のあの能力はね……ショートにあの肩とスピードがいたら、(チームは)楽だと思うんだよね。パ・リーグで『僕がいなくなった後、頼むぞ』と言ったもの稼頭央だった」と振り返った。

 スピードとパワーを兼ね備え、華麗な守備も披露。パ・リーグを代表する遊撃手だった。「稼頭央はきれいではなかったけどね。美しいという感じでは無かったけど、やっぱり運動能力が高い」と分析する。

 イチロー氏とともにNPBでプレーした期間で松井氏は4度の打率3割をマークしているが、当時はイチロー氏が毎年首位打者になっていた時代だった。それでも「それこそ(打撃成績で)後ろにいるのが嫌だったもん。稼頭央が追いかけてくるっていうのは」と、常に気になる存在だったことを明かした。

(Full-Count編集部)

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