鷹・有原、楽天・早川、ロッテ・小島が好投披露　各地で接戦…パ球団の14日OP戦

パ・リーグ
2025.03.14

パ球団のオープン戦5試合の結果

　14日はパ・リーグ5球団がオープン戦を戦った。ソフトバンクはみずほPayPayドームで日本ハムと2-2と引き分けた。

　ソフトバンクは初回、2死から敵失策により1点を先制。同点で迎えた4回には海野隆司保守の犠飛で勝ち越しに成功した。

　先発の有原航平投手は2回、万波中正外野手に同点ソロを被弾。5回1/3回で5安打無四死球3奪三振1失点の内容だった。

　6回途中から登板した杉山一樹投手は連続二塁打を浴び、試合は振り出しに。7回は回またぎの杉山、8回は又吉克樹投手、9回は木村光投手が、走者を背負いながらも無失点でつないだ。

　しかし、打線が5回以降1安打と捉えられず。7回に2四球と牧原大成内野手の安打で1死満塁の好機を得たが、得点はならなかった。

　一方の日本ハムは、先発の加藤貴之投手が4回57球4安打1四球2失点（自責点1）の内容。リリーフ5投手はそれぞれ1イニングを無失点でつないだ。

西武は中日と引き分け…岸潤一郎は一発含む2安打1打点

　西武は小牧市民球場で行われた中日で4-4で引き分けた。

　西武は初回に村田怜音外野手の適時打で先制。その裏に先発・上田大河投手が上林誠外野手に逆転2ランを打たれるも、2回に西川愛也外野手の同点適時打、3回には岸潤一郎外野手のソロで勝ち越した。

　上田が3回、中日4番・石川昂弥内野手に2ランを被弾し再度逆転されたが、4回に獅子打線はチャンスメイク。渡部聖弥外野手の二塁打、長谷川信哉外野手の四球などで1死一、三塁の好機をつくると、敵失で同点とした。

　5回からは羽田慎之介投手、黒田将矢投手、田村伊知郎投手、山田陽翔投手それぞれ1イニングを投げ、相手打線を無安打に抑える。9回、豆田泰志投手が2死から二塁打を打たれたが、後続を打ち取り引き分けでゲームセットとなった。

小島和哉が5回6奪三振1失点…西川史礁の1安打に終わりロッテが完封負け

　ロッテはマツダスタジアムで広島に0-3で敗れた。先発の小島和哉投手は初回、2死から連打を浴びピンチを招くも、後続を投ゴロに仕留め無失点の立ち上がり。2回は2奪三振含む3者凡退に抑えると、3回はわずか8球で相手の攻撃を退けた。しかし5回、秋山翔吾外野手に適時三塁打を浴びて先制を許す。それでも、続く2死三塁のピンチは遊ゴロに打ち取り、最少失点で切り抜けた。

　打線は2回、西川史礁外野手の二塁打と2四球で2死満塁とするも、高部瑛斗外野手が投ゴロに倒れ、この好機は生かせず。3回には、先頭の小川龍成内野手が四球で出塁。2つの外野フライの間に3塁を陥れ、2死3塁と好機を演出したが、グレゴリー・ポランコ外野手が三振に倒れ得点は挙げられなかった。

　6回から登板したオースティン・ボス投手は、林晃汰内野手に2号ソロを浴びると、7回にも菊池涼介内野手に1号ソロを許した。打線は4回以降、得点圏に走者を置くことができなかった。