阪神がカブスに完封勝利 20歳門別が5回パーフェクト、藤川監督は古巣から白星…鈴木誠也は1安打

カブス打線を完全に封じた阪神・門別啓人【写真:荒川祐史】
カブス打線を完全に封じた阪神・門別啓人【写真:荒川祐史】

鈴木誠也は1安打…場内の熱狂を呼ぶ

 15日に東京ドームで行われたカブス-阪神のプレシーズンゲームは3-0で阪神が勝利した。カブスの鈴木誠也外野手は「2番・指名打者」で出場し、3打数1安打1四球だった。力強い打球を連続で放ち、スタジアムに集った大観衆を沸かせた。

 プレーボール直後から球場にどよめきを呼んだ。初回1死から打席に入ると阪神・門別啓人投手の初球を捉えた。ライナー性の打球を放つも中飛に。アウトになったものの東京ドームからは拍手が送られた。

 2打席目もスタジアムを沸かせた。4回1死から打席に立つと4球目の直球を弾き返した。打球は中堅手・近本光司外野手の頭上を襲うも捕球されてアウトに。2打席連続で凡退したが、場内は拍手に包まれていた。第3打席は7回1死。阪神・工藤泰成投手の5球目直球をレフト前に弾き、この日初安打をマーク。スタンドの熱狂を呼んだ。岩崎優投手と対戦した第4打席は9回1死二塁から四球で出塁した。

 阪神は先発したプロ3年目左腕の門別が存在感を示した。プロ未勝利の20歳はカブス打線を5回無安打無得点に封じる好投。ベンチでは藤川球児監督も笑顔で拍手を送っていた。

 阪神打線は3回、先頭の梅野隆太郎捕手が中越二塁打でチャンスを作ると、1死二塁から1番・近本がライトへ適時二塁打を放って先制に成功。4回には前川右京外野手が左翼適時二塁打、5回には佐藤輝明内野手がライトへ適時打を放つなど、着実に追加点を奪った。

 2013年からの2シーズンをカブスで過ごした藤川監督は、指揮官として“古巣”から勝利を挙げた。19時からはドジャース-巨人のプレシーズンゲームが予定されている。

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