18歳日本人が米国で痛感「すべて劣っている」 “二刀流”実現へ前進も…明かした同僚との差

米国デビューとなったアスレチックス・森井翔太郎【写真:編集部】
米国デビューとなったアスレチックス・森井翔太郎【写真:編集部】

パドレスとのルーキーリーグでデビュー…2打数無安打

 アスレチックスとマイナー契約を結んだ森井翔太郎投手が14日(日本時間日15日)、ルーキーリーグのパドレス戦に代打でデビューし、2打数無安打に終わった。契約してからまだ2か月。試合後には周囲と比べ「劣っているなと感じている」などと壁を口にした。

 敵地のパドレス戦の8回無死一塁、代打で登場。カウント2ボール1ストライクからの4球目のシンカーを打って遊ゴロだった。9回2死一、二塁で迎えた第2打席はファウルチップをそのまま捕球されての三振。米デビュー戦は2打数無安打だった。

「こういう雰囲気であの初めて出来たって言うところは1つ大きな経験になったと思います」と述べつつも「本当に全然慣れてないというか、まだ10打席もこっちに来て立っていないんで。 シーズンに向けて、ここが自分の課題。潰していく段階」と語った。

 このオフに桐朋高を卒業した18歳の森井は、高校通算45本塁打を放ち、投げては最速153キロを誇る右腕として注目の存在だった。昨年9月2日にプロ志望届を提出していたが、その後、NPB12球団にメジャー挑戦の意向書を提出し。今年1月にアスレチックスと150万ドル(約2億2200万円)でマイナー契約。NPBを経由しない日本のアマチュア選手としては、史上最高額となった。

 契約から約2か月が経過。「もちろん試合に出るというのは、すごく嬉しいですけど。ただ、やっぱりその中で周りの選手と比べて経験も浅いですし、パワーとかも全てがやっぱり劣っているなっていうのは感じている」と“壁”を痛感しているようだった。

 投球については「今は問題なくやっているので、来週から投げ始めると思います」との見通しも明かした。

(Full-Count編集部)

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