大谷翔平は「歴史上最高の選手」　同僚が絶賛する“人間力”…来日で闘志を「刻み切りたい」

ド軍・ロハス、東京ドームで9イニングをフル出場に「すごく幸せな時間でした」

　超満員の東京ドームに、静かに頭を下げた。ドジャースのミゲル・ロハス内野手が15日、「MLB 東京シリーズ by Guggenheim プレシーズンゲーム」の巨人戦（東京ドーム）に「8番・遊撃」で出場し、2打数1安打1死球の活躍を見せた。9イニングをフル出場し「最高でした。野球としても歴史ある国で、こういう球場（東京ドーム）でプレーできて、すごく幸せな時間でした」と振り返った。

　ベンチで唖然となったのは3回だった。無死二塁から大谷翔平投手が右翼席の中段に豪快な2ランを放った。超弾丸のアーチは、もう見慣れているが「日々、ショウヘイと時間を過ごす度に、野球選手としてじゃなくて。クラブハウスでもリーダーとして魅せてくれる。歴史上最高の選手だと思います」と絶賛を止めなかった。

　初めて日本の球場でプレー。タオルを振り回したり、大きな声を届ける応援に目を輝かせた。メジャーに興味を持つ日本のファンが増え始めているのも、ひしひしと感じている。「ファンからの愛情も、ここ2年でソーシャルメディアでも感じ取っている。（ロバーツ）監督も言っているように、ドジャーブルーを日本でも刻み切りたい。その嬉しさを感じながら走り続けたい」。グラウンド上も、スタンドも、確実に熱量を上げている。

　5-1で勝利したこの日、チームは積極的な走塁を披露した。「ファンの前で攻撃的な野球を見せることができてよかった。最終的にはワールドシリーズで勝つことが目標なので、それに向かって走り続けるだけです」。透き通った瞳の奥には、並々ならぬ決意がある。

（Full-Count編集部）