西武のドラ1大砲候補が満塁弾 鷹・東浜が好投も10安打無得点…16日のファーム

渡部健人が満塁弾、12安打の埼玉西武が今季初勝利
ベルーナドームで行われたイースタン・リーグ公式戦で、西武はオイシックスに5-2で勝利した。
西武の先発・糸川亮太投手は初回、7球で3者凡退とする立ち上がりを見せる。3回に2死から初安打を許したが、後続から三振を奪うと、4回と5回は3者凡退に。6回は、2安打と1四球で2死満塁のピンチを背負ったが、後続を左飛に打ち取った。6回74球3安打1四球3奪三振無失点で降板した。
打線は6回まで7安打も無得点と、相手先発・牧野憲伸投手を攻略できず。それでも相手投手が代わった7回、奥村光一外野手の四球、山野辺翔内野手の安打で1死一、二塁の好機をつくり、代打・野村大樹内野手の適時打で先制。さらに山村崇嘉内野手も内野安打で2死満塁とすると、渡部健人内野手が満塁本塁打を放ち、この回一挙5得点となった。
救援陣は7回を宮澤太成投手が無失点、8回は3番手・浜屋将太投手が2安打と1四球で無死満塁とされ、内野ゴロの間に1点を失うが、最少失点に留める。最終回も水上由伸投手が2死一、三塁から1点を失うも、逆転は許さず、5-2で試合終了。西武は、渡部健が1発含む2安打4打点、山野辺選手が2安打など計12安打5得点で、イースタン・リーグ初勝利となった。
鷹が2試合連続の完封負けも…東浜巨は6回途中1失点の好投
タマホームスタジアム筑後で行われたウエスタン・リーグ公式戦で、ソフトバンクは中日に0-3で敗れた。
ソフトバンクの先発は、1軍で開幕ローテ入りを狙う東浜巨投手。初回に安打と失策で無死一、二塁のピンチを背負うと、2死から福元悠真外野手に適時打を浴び、1点を失う。しかしその後は立ち直り、危なげない投球で三塁を踏ませない。4回は3者凡退に打ち取るなど、5回1/3を86球4安打5奪三振1四球1失点(自責点0)でマウンドを降りた。
6回途中から登板した板東湧梧投手は、7回まで完璧な投球を披露するも、8回に2安打で1死一、二塁のピンチを招き、加藤竜馬外野手の三塁線を破る適時二塁打で2失点。スコアは0-3となった。
一方の打線は5回、先頭の藤野恵音内野手が二塁打、西尾歩真内野手の内野安打、中村晃外野手の四球で2死満塁の好機をつくったが、今宮健太内野手が倒れて無得点。6回裏には佐藤直樹外野手、重松凱人外野手の安打で1死一、二塁の好機をつくるも、併殺でこの好機を逸した。8回裏には1死からイヒネ・イツア内野手が右中間への三塁打を放ったが、後続が連続三振に倒れまたもや得点できず。
9回にも2死から庄子雄大内野手と西尾の連打で一、二塁の好機を演出するも、代打・佐藤航太外野手が三振に打ち取られ、無得点のまま試合終了。相手を上回る10安打を放つも再三の好機を生かせず。2試合連続の完封負けを喫した。佐藤直、庄子、西尾は2安打をマークしている。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)