大谷翔平に「比較対象はいない」 グリフィーJr.認めた球界の顔「引導渡されるまで」

マリナーズのレジェンドが大谷について語った
マリナーズなどでプレーし、通算630本塁打を誇るケン・グリフィーJr.氏が17日、東京ドームで野球教室を行った。米野球殿堂入りを果たしているレジェンドはドジャース・大谷翔平投手について「誰かに引導を渡されるまでずっと球界の顔」などと絶賛した。
イベント後に取材に応じたグリフィーJr.氏は、10年契約の2年目を迎えた大谷の今後について「想像がつかないよ。彼はフィールド内外で一生懸命(練習や試合)に取り組んでいるから、身体の状態がいい。なので、今後10年間(ずっと)球界の顔になるかもしれない。(時代や身体は)常に変化するものだけど、成長しようと練習に取り組み続ければ、誰かに引導を渡されるまでずっと球界の顔になるだろう」と述べた。
大谷に代わる「球界の顔」については「まだトラウトやハーパーは活躍しているし、ベッツやジャッジだってまだ力を残している。明確に選手が浮かんでくる訳ではないけど」と続けた。
昨季、史上初の「50本塁打&50盗塁(50-50)」に到達するなど、54本塁打、59盗塁を記録。145日に行われた「MLB 東京シリーズ by Guggenheim プレシーズンゲーム」の巨人戦でも本塁打を放つなど、今季も大谷のバットに期待がかかる。
グリフィーJr.氏は「彼は特定のことに対して、全てが正しいやり方でやるよう心がけている。ベーブ・ルースだとか言われているけど、比較対象は誰も思い浮かばない。なので、結構興味深く感じる。彼は(他の選手と)違うんだ。投手復帰して、二刀流としてプレーできることを期待しているよ」と、投手としての活躍にも注目していた。
(Full-Count編集部)
