大谷翔平、“痛烈173キロ”今季初安打 好機演出→勝ち越し生還、東京Dは熱狂

安打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
安打を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

「1番・指名打者」で先発出場…第1打席は二ゴロ

【MLB】カブス ー ドジャース(18日・東京ドーム)

 ドジャース・大谷翔平投手は18日、東京ドームで行われたカブスとの開幕戦に「1番・指名打者」で先発出場。5回1死から今季第3打席を迎え、右前に痛烈な今季初安打を放った。チームとしても今季初のヒットとなり、好機を広げたドジャースはその後得点につなげた。

 ビジターチームとして1回表、今季のメジャーリーグ初打席を迎えた。カウント1-1から直球に詰まらされて二ゴロに。第2打席はカウント2-2からの5球目、高めのスイーパーを捉えた打球は速度96.6マイル(約155.4キロ)を記録するもセカンドライナーになった。対今永は通算6打数無安打となった。

 今永は4回無安打無失点で降板し、5回からは初対戦のベン・ブウラウン投手との打席に。カウント0-2と追い込まれたが4球目、高めのナックルカーブを捉えた。右前に打球速度107.4マイル(約172.8キロ)の弾丸ヒットを放った。一塁上ではヘッドバンプを披露。大谷の一打に東京ドームは大きく沸いた。

 その後、トミー・エドマン外野手の左前打でチームは同点。大谷は二塁まで進むと、テオスカー・ヘルナンデス外野手のゴロと守備のミスの間に今季初得点のホームを踏み笑顔を見せた。

 大谷は2023年12月、当時スポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(当時1014億円)でドジャースに加入。昨季は打者に専念し、前人未到の「50本塁打&50盗塁」を達成、54本塁打と130打点で2冠を手にした。自身3度目&指名打者では史上初となるMVPも受賞し、チームのワールドシリーズ制覇に貢献した。

 昨年11月に左肩の手術を受けた影響で東京シリーズでは打者に専念する。投手としての調整は2月中盤に一時中断。マーク・プライアー投手コーチは帰国後に再開する見込み話している。記者会見で大谷は「普段通り来ていた。僕自身は納得しているし、打者を優先的に仕上げる時間あった。体力的にもよかったと思います」と話していた。

【実際の動画】大谷翔平、“爆速173キロ”の今季初安打 東京ドーム騒然

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