鷹左腕が6回完全投球 日本ハムは1イニング3発で巨人に快勝…パリーグOP戦5試合

先発したソフトバンクのリバン・モイネロ【画像:パーソル パ・リーグTV】
先発したソフトバンクのリバン・モイネロ【画像:パーソル パ・リーグTV】

鷹・モイネロが6回パーフェクトピッチング

 18日はパ・リーグ球団のオープン戦5試合が行われた。ソフトバンクはみずほPayPayドームで行われた中日戦に5-0で勝利した。

 初回、柳田悠岐の適時打で先制に成功。2回にはジーター・ダウンズ内野手が敵失で出塁し盗塁を決めると、谷川原健太保守の適時打で2点目を挙げた。3回にも山川穂高内野手、正木智也外野手の連打で追加点を奪った。

 先発のリバン・モイネロ投手は、初回を10球で3者凡退に抑えると、2回以降も快投を披露。ストレートを中心に多彩な変化球を投じ、6回71球無安打無四死球6奪三振無失点でマウンドを降りた。7回に登板したロベルト・オスナ投手は、2安打を許しながらも無失点でつなぐ。

 打線は6回2死から代打・中村晃内野手、牧原大成内野手の連打で1点を追加。7回にも2死から代打・嶺井博希捕手、川瀬晃内野手の連打で5点目を挙げた。以降は8回から2イニングを松本晴投手が2安打無四死球4奪三振で退けた。

4本塁打で日本ハムが快勝

 日本ハムはエスコンフィールドで巨人に5-2で勝利した。1点ビハインドの2回、野村佑希内野手の四球と清宮幸太郎内野手、郡司裕也捕手の連打で無死満塁の好機を演出。続く今川優馬外野手がセンターへの犠飛を放ち、すぐさま同点に追い付いた。

 5回、先頭の水谷瞬外野手の1号ソロで勝ち越すと、さらに野村、清宮の2者連続本塁打で点差を拡大。7回には、代打のアリエル・マルティネス捕手の2号ソロで1点を追加した。

 先発した山崎福也投手は3回以降無失点とし、6回に吉川尚輝内野手に安打を浴びたところで降板した。後を受けた福谷浩司投手は暴投などでピンチを背負い、坂本勇人内野手の内野ゴロの間に失点。7回からは古林睿煬投手が2イニングを無失点に抑えた。

 3点リードで迎えた9回は、田中正義投手が登板。走者を出しながらも無失点に抑え、試合を締めた。

エスピノーザが5回1失点の好投も…救援陣が崩れオリックスが敗戦

 オリックスは横浜スタジアムで行われたDeNA戦に4-9で敗れた、

 先発したアンダーソン・エスピノーザ投手は、2回まで走者を出しながらも無失点。しかし3回、2四球と安打で1死満塁のピンチを背負うと、筒香嘉智外野手に適時内野安打を浴び先制を許す。それでも5回を100球5安打3四球1失点にまとめ、救援陣に後を託した。

 6回は東松快征投手が登板も、桑原将志外野手らに適時打を浴び4点を失う。7回には古田島成龍投手が京田陽太内野手の適時二塁打などで3点を失い、1死しかとれずに降板。代わった富山凌雅投手も相手打線の勢いを止められず、0-9と点差を広げられた。

 一矢報いたい打線は8回、先頭の代打・西野真弘内野手が内野安打で出塁する。代走の渡部遼人外野手が、内野ゴロや暴投で進塁し、2死三塁とチャンスメイク。再び相手投手が暴投する間に、本塁を陥れた。

 8回は平野佳寿投手が2死満塁のピンチを背負うも、無失点。打線は9回に紅林弘太郎内野手、太田椋内野手の安打で2死一、二塁とし、渡部の適時三塁打で2点を返すなどしたが、及ばなかった。

西川史礁が2安打1打点! ロッテが終盤に一挙6得点の猛攻で勝利

 ロッテの先発・石川柊太投手は、3回まで毎回走者を許しながらも、無失点に抑える。以降も要所を締める投球を披露し、5回81球2安打4四死球6奪三振無失点でマウンドを降りた。6回からは、東妻勇輔投手と横山陸人投手がそれぞれ無失点でつなぎ、打線の反撃を待つ。

 好投に応えたい打線は7回、先頭の高部瑛斗外野手が四球で出塁し、上田希由翔内野手の適時三塁打で先制に成功。続く中村奨吾内野手は四球を選び、無死一、三塁と好機を拡大すると、友杉篤輝内野手の適時打で1点を追加した。なおも1死一、三塁から西川史礁内野手の適時打、藤岡裕大内野手の2点適時三塁打、代打・角中勝也外野手の犠飛でこの回6点を挙げた。

 しかし、直後の8回、坂本光士郎投手が死球と安打で無死1、2塁とし、浅村栄斗内野手の適時二塁打で2失点。さらに、2者連続四球で無死満塁のピンチを背負い、西村天裕投手に交代したが、押し出し死球と犠飛で2点を失った。それでも9回は鈴木昭汰投手が3者凡退に抑え、試合を締めた。

隅田知一郎が5回3安打4奪三振0封…西武が完封リレーで連勝

 西武はベルーナドームで行われた広島戦に6-0で勝利した。直近4試合で計39安打16得点と、打線が上々の仕上がりを見せている

 埼玉西武は初回、長谷川信哉外野手、西川愛也外野手の連打で無死一、三塁とし、タイラー・ネビン外野手の2点適時二塁打で先制。6回には外崎修汰、代打・牧野翔矢捕手、滝澤夏央内野手の連打で無死満塁の好機をつくると、1死から西川が2点適時打を放つ。さらに2死一、二塁の場面で代打・野村大樹内野手に適時打が生まれ、点差を5点に広げた。

 先発・隅田知一郎投手は、初回、2回と安打を浴びるも、2塁は踏ませず。以降は2イニング連続で3者凡退に抑え、5回は2死から安打を浴びたが後続を打ち取り、5回55球3安打無四死球4奪三振無失点の好投でマウンドを降りた。

 6回からは羽田慎之介投手、エマニュエル・ラミレス投手、佐藤隼輔投手がそれぞれ1イニングを無失点でつなぐと、8回に代打・元山飛優内野手の安打、西川、児玉亮涼内野手の四球で2死満塁の好機を演出。野村の犠飛でスコアは6-0となった。9回はトレイ・ウィンゲンター投手が締めた。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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