大谷翔平、東京Dで見せた“芸術” 難攻不落な打棒に名左腕も脱帽「とてつもない」

カブス戦で二塁打を放つドジャース・大谷翔平【写真:THE ANSWER/中戸川知世】
カブス戦で二塁打を放つドジャース・大谷翔平【写真:THE ANSWER/中戸川知世】

見逃せばボールの低め変化球を捉えて右翼線二塁打

【MLB】ドジャース 4ー1 カブス(18日・東京ドーム)

 ドジャース・大谷翔平投手は18日、東京ドームで行われたカブスとの開幕戦に「1番・DH」で出場。5打数2安打2得点の活躍で勝利に貢献した。米放送局「MLBネットワーク」の番組「MLBトゥナイト」では大谷の打棒を絶賛した。

 大谷はこの日、5回の第3打席で右前に今季初安打を放ち、逆転を演出。9回の第5打席では右翼線へ二塁打をマークした。ボール球のスライダーにバットを合わせ、打球速度107.8マイル(約173.5キロ)の技あり一打で悠々二塁へ。貴重な4点目のホームを踏んだ。

 「MLBトゥナイト」では司会者のグレッグ・アムシンガー氏が「2本のヒットを打ったオオタニが話題をさらいました」と言及。メジャー通算1057登板を誇り、番組で解説を務めるダン・プリーサック氏は「日本の野球ファンは見たいものを見られたのではないでしょうか。両先発が好投し、オオタニが2本のヒットを打つのを見られた。ドジャースは勝った。彼らはいつも通りのことをしました。彼らはとにかく勝つのです」と語った。

 アムシンガー氏は、右翼線に運んだ第5打席の二塁打に注目。「おもしろいですよね。(大谷の)スイングにはバランスを崩したものもありました。彼はとにかく攻めるために打席に入っています。だから見ていてこんなに楽しいんです。四球を狙っていない」と述べた。

 これにプリーサック氏も同調。「彼があまりに難しい打者なのは、パワーがあるだけでなく、リーチが長く球に届く範囲が驚異的に広いからです。ボール球にでもバットが届いて打てる。打てるだけでなく、強打する。数インチ(ストライクゾーンを)外れた球を打つ。泳がされて片手打ちになっているように見えても、打球速度がとてつもない」と賛辞の言葉を並べた。好スタートを切った今季は、どんな成績を残すだろうか。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY