佐々木朗希、3回は「微妙なズレがあった」…東京Dデビューは「素晴らしい雰囲気」

東京で憧れのメジャーデビューを実現した
【MLB】ドジャース 6ー3 カブス(19日・東京ドーム)
ドジャース・佐々木朗希投手が19日、東京ドームで行われたカブスとの開幕第2戦でメジャーデビューを果たした。3三振を奪いながらも、5四球と制球に苦しみ、3回1安打1失点という内容だった。試合後には取材に応じ、「反省点もあったんですけど、なんとか自分らしく投げることができてよかったなと思います」と振り返った。
「日本のファンのみなさんが作ってくれた独特の、素晴らしい雰囲気で投げることができてよかった」
日本でメジャーデビューを果たした佐々木は、初回は最速100.5マイル(約162キロ)を記録し、無失点で終えた。投球中には「おらっ」と発する声も響く、気合い十分のマウンドだった。球速いついては「アップの時から良いフォームで。手応えを感じてました」と述べた。
2回も無失点だったが、3回は1死からバーティにこの日初めてとなる三塁内野安打を許し、そこからハップ、鈴木、タッカーに3連続四球を与えて押し出しで初失点を喫した。続くブッシュは見逃し三振、ショウは空振り三振で追加点は許さなかった。4回のマウンドにあがることなく、交代となった。
「コントロール乱れてしまう部分もあったが、良い感覚もあった。同じクオリティーのボール、フォームを再現して、同じような球を投げられたらなと」と振り返った。苦しんだ3回は「前のイニングから微妙なズレがあった」と語った。
佐々木はロッテからポスティングシステムを利用してドジャース入り。現行の制度では25歳未満の選手のためマイナー契約しか結ぶことができず、契約金650万ドル(約9億7000万円)でマイナー契約で入団。オープン戦は2試合登板で1勝0敗、防御率0.00。7回を投げ、7奪三振3四球だった。
「いつもよりいい緊張感で投げられた。アメリカで投げるのとまた違って。日本のファンの前で投げることができてよかった」。次回登板は米国になる。「まずはイニングをどんどん投げられるように頑張りたい」と話した。
(Full-Count編集部)
