大谷翔平の今季1号をゲット「家宝として大事に」 カブス選手が投げ入れ…「え、ほんと?」

「1番・指名打者」で先発出場…第3打席で159キロ打ちの豪快ソロ
【MLB】ドジャース ー カブス(19日・東京ドーム)
ドジャース・大谷翔平投手は19日、東京ドームで行われたカブスとの開幕第2戦に「1番・指名打者」で先発出場。5回1死の第3打席に今季1号となる豪快アーチを放った。記念すべき本塁打ボールを手にした小学4年生の少年は「すごくびっくりした」と目を輝かせた。
大谷は2打席凡退で迎えた5回の第3打席、カウント2-2からの5球目、99.1マイル(約159.4キロ)を右翼席へと運んだ。大谷は確信してダイヤモンドを回り始めたが、審判団のレビューが入り場内は騒然。ビデオ判定の結果、本塁打が認められて場内は改めて大歓声が起きた。
ボールは1度フィールドに転がり、本来なら“キャッチ”はできなかった。「もう捕れないかなと」と思った矢先、幸運が巡ってきた。カブスの選手がスタンドへボールを投げ返し、2度目の“キャッチ”に成功。「え、ほんと?」と現実を受け入れられない様子で「家宝として大事にします」と大事にしまい込んだ。
大争奪戦となった今回の開幕シリーズ。ここでもローソンチケットで引き当て、強運を発揮した。家族も信じられなかったようで、母親から伝えられた時は「まじか!」と驚いた。大谷の試合を見るのは人生初。「打てるところと勝ち取るところ」が好きと、二刀流の姿に憧れを持っている。

興奮は冷めやらない。しかし確かに、手には大谷が打ったホームランボール。まさかのキャッチに、両親には「ゲットーーー!」と喜びを届けていた。