大谷翔平、日本開幕戦で自己最速1号! ファンの手に当たりビデオ判定も…東京ドーム熱狂

「1番・指名打者」で先発出場…第3打席で159キロ打ちの豪快ソロ
【MLB】カブス ー ドジャース(19日・東京ドーム)
ドジャース・大谷翔平投手は19日、東京ドームで行われたカブスとの開幕第2戦に「1番・指名打者」で先発出場。5回1死の第3打席に今季1号となる豪快アーチを放ち、場内は狂喜乱舞した。
千両役者ぶりを発揮した。2023年に16勝を挙げた好投手のジャスティン・スティールの前に、第1打席は初球を強振して大飛球を飛ばしたが左飛に。3回1死の第2打席は一ゴロに終わった。降板後の第3打席は右腕ネイト・ピアソンと対戦。カウント2-2からの5球目、99.1マイル(約159.4キロ)を右翼席へと運んだ。
大谷は確信してダイヤモンドを回り始めたが、審判団のレビューが入り場内は騒然。ビデオ判定の結果、本塁打が認められて場内は改めて大歓声が起きた。
これまでシーズンで最も早く本塁打が飛び出したのはエンゼルス時代の2021年の開幕2試合9打席目。ドジャース移籍1年目の2024年は開幕から最も遅い9試合41打席目だったが、日本開催の開幕シリーズで、自己最速の8打席目でアーチをかけた。
大谷は2023年12月、当時スポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(当時1014億円)でドジャースに加入。昨季は打者に専念し、前人未到の「50本塁打&50盗塁」を達成、54本塁打と130打点で2冠を手にした。自身3度目&指名打者では史上初となるMVPも受賞し、チームのワールドシリーズ制覇に貢献した。