佐々木朗希、デビュー戦は3回1失点で降板 3連続四球で押し出し…160キロ連発も課題露呈

デビュー戦は3回1失点で降板
【MLB】ドジャース ー カブス(19日・東京ドーム)
ドジャースの佐々木朗希投手が19日、東京ドームで行われたカブスとの開幕第2戦でメジャーデビュー。2回まで無失点投球も、3回に3連続四球で押し出しを許して1失点。4回のマウンドには上がらず、3回1失点、被安打1、3奪三振5四球で無念の降板となった。
緊張の面持ちで向かったデビューのマウンド。球場のファンからは大きな拍手が送られた。投球練習では6球中、2球がすっぽ抜けと、緊張も見て取られた。
先頭のイアン・ハップ外野手には初球99.5マイル(約160キロ)の直球が低めに外れてボール。カウント1-1から左飛に打ち取った。続く鈴木との対戦では、初球に100.5マイル(約162キロ)をマーク。フルカウントから99.3マイル(約160キロ)の直球でメジャー初となる空振り三振を奪った。3番・タッカーも中飛に打ち取り、初回を無失点で終えると、ベンチの大谷翔平投手も拍手し、佐々木とハイタッチした。
2回は先頭ブッシュに対して直球4球が外れて四球を与えた。1死一、二塁のピンチを背負ったが、クロウ=アームストロングを遊直ダブルプレーに仕留めた。
3回には1死からバーティにこの日初めてとなる三塁内野安打を許すと、ハップ、鈴木、タッカーに3連続四球を与えて押し出しで初失点を喫した。ブッシュは見逃し三振、ショウは空振り三振で追加点は許さなかった。
2回にはブッシュに完全に盗まれて二盗を許した。3回には出塁したバーティにけん制を入れたが、その後またも悠々と盗塁を許すなど、課題も露呈した。
佐々木はロッテからポスティングシステムを利用してドジャース入り。現行の制度では25歳未満の選手のためマイナー契約しか結ぶことができず、契約金650万ドル(約9億7000万円)でマイナー契約で入団した。
オープン戦は2試合登板で1勝0敗、防御率0.00。7回を投げ、7奪三振3四球だった。試合前、デーブ・ロバーツ監督は佐々木の投球回数について、「おそらく彼は4~5回。状況にもよる」と説明していた。
(Full-Count編集部)
