4万人が詰めかけた鷹OB戦 内川が衝撃の3ランでMVP…ズレータも爆速適時打

高橋純平は147キロ計測も3四球
ソフトバンクのOB戦「SoftBank HAWKS 20th ANNIVERSARY SPECIAL MATCH Supported by 昭和建設」が23日、みずほPayPayドームで行われ、黒鷹軍が7-1で白鷹軍に勝利した。MVPには3ランを含む4打点を挙げた内川聖一内野手が選ばれた。
黒鷹軍は初回、攝津正投手から連打で好機を作り、内川の適時打で2点を先制。対する白鷹軍も、新垣渚投手から4番のフリオ・ズレータ内野手が適時二塁打ですぐさま反撃した。3回は和田毅投手が走者を背負って2死で降板すると、森福允彦投手が内川に3ランを浴びて5-1になった。
3回表終了後には両軍の代表選手によるホームランダービーを開催。計7スイングで本塁打数を競うルールで行われ、白鷹軍の松田宣浩内野手が3本塁打で優勝した。黒鷹軍代表の内川が1本、李大浩内野手が2本、白鷹軍のズレータまさかはノーアーチだった。
4回に登板した帆足和幸投手は2死を奪って交代。代わった高橋純平投手は140キロ台後半の直球を披露したが、制球が定まらず、3者連続四球を与えた。すると、この場面で白鷹軍・森福が登板。わずか1球で内野ゴロに打ち取る現役時代さながらの火消しを見せ、球場を沸かせた。
黒鷹軍は5回にも1点を追加。7-1で最終回の攻防へ突入した。すると工藤公康監督が「リリーフ、俺」を宣言して登板。これに白鷹軍の秋山幸二監督も「代打、俺」で応えた。ファンも選手もスマートフォンで撮影するなど大きく盛り上がったが、遊ゴロで工藤監督に軍配。4万142人が詰めかけた場内は拍手で対決を称えた。試合はそのまま7-1で終わり、MVPには内川とズレータが選ばれた。
(「パ・リーグ インサイト」東海林諒平)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)