屈辱の打率.051も…「これが見たかった」 悩める天才打者が見せた復活の兆し

西川龍馬が長いトンネルを抜ける一打
悩める天才打者が、ついに復調の兆しを見せた。オープン戦で打率.051と絶不調に苦しだオリックスの西川龍馬外野手が25日、京セラドームで阪神との2軍戦に「3番・左翼」で先発出場。エース級から2安打を放ち、開幕を目前にして復活を印象付けた。
オープン戦は15試合で39打数2安打、打率.051と絶不調。最後は9試合連続無安打で終え、開幕前に2軍戦で調整となった。しかし、この日は第1打席こそ左飛に倒れたものの、4回の第2打席に阪神の才木浩人投手の直球を捉えて右越えフェンス直撃の三塁打。6回にも才木から右前打を放ち、エース級を相手に本来の打撃を取り戻した姿を見せた。
2023年には広島で打率.305をマークし、ベストナインに選ばれるなど巧みな打撃技術は球界屈指。FAでオリックスに移籍した昨季は自己最多の138試合に出場したものの、打率.258とやや物足りない数字だった。
オリックスは昨季、チームの打率と得点がともにリーグ5位と低迷しただけに、安打製造機の復活はチームの浮沈を左右する。復活を感じさせる一打にSNSでは「ずっとこれが見たかった」「変わらず応援してるから」「信じるぞ! 信じてるからなー!」「これで調子が上がることを願いたい」「ようやく西川龍馬って感じのスリーベースヒットが生まれた!」「2軍だから流石にね……と思ったら相手才木浩人で草」「才木から会心の一打は吉兆よ」など、期待の声が相次いだ。
(Full-Count編集部)
