今永昇太、今季初勝利 貫禄の7回1失点で防御率0.82…PCAの美技も、鈴木誠也は4の0

今季初勝利をあげたカブス・今永昇太【写真:Getty Images】
今季初勝利をあげたカブス・今永昇太【写真:Getty Images】

Dバックス戦は7回91球で3安打1失点、4奪三振で白星

【MLB】カブス 4ー3 Dバックス(日本時間30日・フェニックス)

 カブス・今永昇太投手が29日(日本時間30日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に先発。7回3安打1失点、4奪三振の好投で今季初勝利を手にした。2試合を投げて防御率は0.82。

 伸びのあるボールで凡打を築いた。初回を3者凡退に退け、開幕戦から続くノーヒット記録は5イニングに。しかし2回、先頭のグリッチクに右中間二塁打を浴びると、連続四球で1死満塁のピンチを招き、一ゴロの間に先制を許した。4回も先頭に二塁打を浴びたが、1死からタッチアップを狙った走者を、ピート・クロウ=アームストロング外野手が強肩を生かして補殺。窮地を救う美技に今永も目を丸くした。

 その後は貫禄の投球だ。5~6回は3者凡退に終え、7回も失策で走者を出したものの無失点。7回91球で3安打1失点、2四球4奪三振のハイクオリティ・スタート(HQS)でマウンドを降りた。チームは9回に1点差に迫られるも4-3で勝利し、今永に嬉しい今季初勝利がついた。

 今永は2023年オフにポスティングシステムを利用してDeNAからメジャーに移籍。1年目の昨季は29試合に登板し、リーグ3位の15勝(3敗)、防御率2.91をマーク。オールスターにも選ばれ、新人王投票4位、サイ・ヤング賞投票でも5位に入るなど、大活躍を見せた。今季は開幕投手に選ばれ、18日のドジャース戦では4回無安打無失点だった。

 一方で「3番・指名打者」で先発した鈴木誠也外野手は4打数無安打3三振。今季は打率.095、OPS.279とスロースタートとなり、11三振はメジャーワーストを数えている。

【実際の映像】カブス戦で珍プレー? 今永の白星救った“美技”に「オーマイガー」

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