佐々木朗希はベンチに戻り…ド軍OBが見た降板後の“態度”「疑いようがない」

タイガース戦に先発したドジャース・佐々木朗希【写真:Getty Images】
タイガース戦に先発したドジャース・佐々木朗希【写真:Getty Images】

2試合4回2/3で9四球「シンプルに技術不足」 

【MLB】ドジャース 7ー3 タイガース(日本時間30日・ロサンゼルス)

 ドジャース・佐々木朗希投手は29日(日本時間30日)、本拠地で行われたタイガース戦に先発登板するも、1回2/3を投げ3安打2失点で無念の降板。チームは逆転勝ちしたものの、ベンチでは目を潤ませる場面もあった。球団OBは佐々木の降板後の“姿勢”に注目している。

 悔しさがこみ上げた。佐々木は立ち上がりから制球が安定せず、不運な当たりもあって先制を許すと、押し出し四球を与えて2点を失った。2回は先頭に四球を与えるも2死までこぎつけたが、トーケルソンに4つ目の四球を出して降板。2回持たずに61球で降板した。

 佐々木はマウンドを降りると一度ベンチ裏へ下がったが、その後は“最前列”に戻り、戦況を見つめていた。この姿に感銘を受けたのが地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」で解説を務め、ドジャースのOBでもあるジェリー・へアストンJr.氏だった。同氏は佐々木のベンチでの表情を捉えた映像を添え、「ロウキは(今後)大丈夫だろう」と言及した。

「メジャーリーグは極めて困難で、容赦ない場所であり、不屈の精神が試される。こういう表情は、メジャーリーガーなら誰でも感じたことがあるものだ。アジャストしてもっと上達しなきゃ、という表情をしている。戦うか逃げるか」とへアストン氏。そして、「彼は戦う、それは疑いようがないことだ」と逸材に期待を込めた。

 佐々木は試合後、「もうほんとにシンプルに技術不足かなと」と反省を口にした。長いメジャーリーグのシーズン。直面した課題を解決し、その真価を発揮する日をドジャースファンは心待ちにしている。

(Full-Count編集部)

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