佐々木朗希は「泣いていたのか?」 KO直後に同僚の横で“呆然”、佇まいに米注目

米メディア「ありとあらゆる感情を経験しているように見えた」
【MLB】ドジャース 7ー3 タイガース(日本時間30日・ロサンゼルス)
ドジャースの佐々木朗希投手が29日(日本時間30日)、本拠地で行われたタイガース戦に先発登板するも、1回2/3、3安打2失点で降板。ベンチでは悔し気な表情をみせた。米メディアは「苦しい先発の後ロウキ・ササキはドジャースのダグアウトで泣いていたのか?」との見出しで、若き右腕の米国初登板を伝えた。
メジャーデビューは東京ドームで、米国での公式戦は初めてとなった。しかし、立ち上がりから制球が安定しなかった。初回は2四球、3安打を許して2失点。2回は先頭に四球を与えると、見逃し三振、遊飛で2死を奪ったが、トーケルソンに4つ目の四球を与えて降板。デーブ・ロバーツ監督がベンチを飛び出した。
降板後はベンチで戦況を見守ったが、目には潤んでいるように見えた。
米全国紙「USAトゥデイ」が展開するスポーツサイト「For the Win」は、「ドジャースのファンとその他には、ササキがその先発の後、感情的になっているように見えた。カメラがとらえたダグアウトにいるササキは確かに涙をこらえているか、ありとあらゆる感情を経験しているように見えた」と伝えた。
佐々木はWBC、オープン戦と、ボールが通用することは証明済。大きなファンからの期待に、次回以降応えられるか。
オフには争奪戦となり、昨年世界一のドジャースでいきなりローテーションを任されている23歳へのプレッシャーはすさまじいはずだ。同メディアは「実際のところ彼は泣いていたのだろうか? それはどうでもいいはずだ」とし、「この23歳のルーキーは新しい国で新しいチームに所属している。開幕時点で彼は(オープン戦の時のような)最も衝撃的な球を持ち合わせておらず、それに本人が徐々に気づいているのかもしれない。全然大丈夫! 彼が大丈夫だといいが、そしてきっとドジャースのチームメートが彼を元気づけたと私は思っている」と背中を叩いている。