佐々木朗希に浮上した制球以外の課題 米記者が注目した“行動”「動揺していた」

米記者指摘…ド軍唯一のマイナス要素は「ササキの苦戦ぶり」
ドジャースの佐々木朗希投手は29日(日本時間30日)の本拠地・タイガース戦に先発したが、2回途中で降板。打者12人に61球を要し、3安打4四球2失点と制球に苦しんだ。米全国紙「USAトゥデイ」は佐々木が降板時、マウンドに向かったデーブ・ロバーツ監督にボールを手渡さなかったことに言及。課題を指摘している。
米全国紙「USAトゥデイ」は、ボブ・ナイチンゲール記者による記事を「ドジャースはMLBの年間最多勝記録を更新できるか? チャンピオンはロウキ・ササキが苦戦しながらも全勝中」の見出しで掲載した。記事はドジャースが1981年以来44年ぶりの開幕5連勝を飾ったことに言及。1906年のカブス、2001年のマリナーズが記録した年間最多116勝が「危ないかもしれない」とした上で、佐々木について伝えた。
「ドジャースの栄光の1週目で、唯一のマイナス要素は球界の誰もが欲しがった23歳、大評判のササキの苦戦ぶりだった」と指摘。メジャーデビュー戦となった19日のカブス戦(東京)では3回で5四球だったことに触れ、「(ドジャースタジアムのデビュー戦では)5つのアウトしか取れず、4人を歩かせ、61球を投げた中でストライクは32球だけだった」と論評した。
さらに、降板時の様子について説明。「彼は動揺していたように見え、時に平静さを失い、降板時は目に見えて不満そうだった。デーブ・ロバーツ監督が出てきた時、ボールを渡さなかった。彼はダグアウトからそのまま通路を抜けてクラブハウスへ向かったが、ロバーツに呼び戻された」としている。
記事は試合後のロバーツ監督の発言にも言及。「これまで成功しかしてこなかった。彼は当然動揺し、失望しているだろう。だがプロでなければならないし、仕事に戻らなければならない。先発が2試合連続で内容が悪かったのは初めてではない」「これは勉強だ」といったコメントを紹介している。23歳剛腕は次の登板でどんな投球を見せるだろうか。
(Full-Count編集部)
