大谷翔平に「グリーンライト」 ド軍コーチ明言…投手復帰までは「走っていい」

今季初盗塁を決めたドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
今季初盗塁を決めたドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

昨季と変わらぬ走塁、盗塁への意識「彼は全員を研究する」

 ドジャース・大谷翔平投手に今季も盗塁の判断を委ねる「グリーンライト」が与えられていることが分かった。クリス・ウッドワード一塁コーチが3月31日(日本時間4月1日)の本拠地・ブレーブス戦前に明らかにしたもので、「特に今は投げていないからね。グリーンライト? そうだ」と話した。

 大谷は29日(同30日)の本拠地・タイガース戦で今季初盗塁をマーク。7回に四球で出塁し、前田健太の投球モーションを盗んで二盗を決めた。今季は2年ぶりの投手復帰が控えているが、走塁や盗塁への意識の高さは変わらないようだ。

「良かったね。彼は研究するし、相手全員のことが分かっている。当然、我々はたくさん映像を見るし、彼は全員を研究する。何か癖があれば、彼は分かる。それを信じていいスタートを切っていたね」

 昨年のワールドシリーズで二盗を試みた際に左肩を亜脱臼。故障を繰り返さないため、キャンプ中は左手をつかない新たなスライディングに挑戦した。だが、29日の盗塁は左手がついたスライディングに。ウッドワード一塁コーチは「少しね。つかないようにさせているが、時に少し手をつくことがある。強く付かない限りは大丈夫だろう」との見解を示した。

 打者専念した昨季は日本人最多のシーズン59盗塁をマークした。二刀流復活の期待がかかる今季は、盗塁数が少なくなることが予想されているが、投手復帰するまでは“盗塁OK”の考えだ。「今は投げていないので、少し楽だ。ピッチングを再開したら、我々は気をつけなければならないが、今は(自分の判断で)走っていい」。

 当初、5月頃の投手復帰が見込まれていたが、後ろ倒しになる可能性がある。それまでにどこまで盗塁数を伸ばすのだろうか。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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