サヨナラHRの大谷翔平「観客から打てと言われた」 ボブルヘッドデーに躍動「選手冥利につきる」

9回の第5打席で今季3号…自身2本目のサヨナラ弾
【MLB】ドジャース 6ー5 ブレーブス(日本時間3日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「1番・指名打者」で先発出場。9回に3号サヨナラ本塁打を放った。チームは開幕8連勝。試合後のインタビューでは“びしょ濡れ”の姿で登場し、「特に甘い球を打ちたいなと。観客の後ろのほうからボブルヘッドデーだからホームラン打てよと言われたので、打ててよかった」と笑顔を見せた。
大谷が快音を響かせた。5-5で迎えた9回の第5打席、かつての同僚である右腕イグレシアスの初球を捉え、左中間へ運んだ。この日は、昨年のMVPを記念した大谷のボブルヘッド人形が入場者に配布され、球場には長蛇の列ができた。ファンの期待に最高の形で応えた大谷は「これだけ多くのファンの人に集まってもらって、素晴らしいゲームを見てもらって、選手冥利につきるなと思います」とうなずいた。
チームは1958年のロサンゼルス移転以降の球団記録を更新する開幕8連勝。ベンチの雰囲気については「先に点を取られても、ブルペンが踏ん張ってくれる。打線が取り返してくれる。その逆で、打てなかったとしても、先発ピッチャー、ブルペンが試合を続けてくれるという信頼関係があるのかなと思います」と話した。
今季初の1試合3安打を記録し、これで打率.333、3本塁打、OPS1.126。この日の3号で、開幕から全8試合で得点を記録。8戦3発で年間60本ペースとなっている。