大谷翔平、今季初の失敗は「最悪のタイミング」 米放送局が指摘する“仕掛けた理由”

大谷翔平は8回2死一、三塁で盗塁を試みて失敗
【MLB】フィリーズ 3ー2 ドジャース(日本時間5日・フィラデルフィア)
ドジャースの大谷翔平投手は4日、(日本時間5日)、敵地で行われたフィリーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。8回2死一、三塁の場面で盗塁を試みるも失敗し、連続成功記録は38回でストップした。米放送局は「最悪のタイミングでアウトになりました」などと伝えた。
3点を追う8回2死一塁で、大谷は右前打。一、三塁とチャンスを拡大した。ここでフィリーズは3番手のルイーズが登板。ムーキー・ベッツ内野手の打席で大谷は二塁にスタートを切ったが、失敗。チャンスは潰えてしまった。
大谷のレギュラーシーズンでの盗塁失敗は今季初。昨年7月23日(同24日)のジャイアンツ戦から38回連続で決めていたが途絶えた。
米放送局「Apple TV+」で解説を務めるライアン・スピルボーグス氏は、捕手のリアルミュートが「ユニコーンを刺した」とコメント。「昨年は94%の盗塁成功率をマークしていました。打席にはベッツ、相手は救援投手で一、三塁の場面でしたが(盗塁を)試みました。38回連続で盗塁を決めていましたが、最悪のタイミングでアウトになりました」と指摘した。
実況のアレックス・ファウスト氏が「盗塁を仕掛けた理由を教えてください」と問うと、スピルボーグス氏は「フィリーズや救援投手にプレッシャーを与えたかったのでしょう。セーフだと素晴らしいプレーですが、アウトになれば後で批判されるでしょう。なぜなら、ムーキーが同点打をマークする可能性がありましたから」とも述べた。
「リアルミュートの盗塁阻止率は球界屈指として知られています」とファウスト氏。強肩に大谷の足は阻まれてしまった。
(Full-Count編集部)
