山本由伸が“打てない”理由 米ファンも納得…消える魔球に衝撃「とてもクール」

フィリーズ戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】
フィリーズ戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

ロブ・フリードマン氏が審判カメラの映像を公開

【MLB】フィリーズ 3ー2 ドジャース(日本時間5日・フィラデルフィア)

 ドジャース・山本由伸投手は4日(日本時間5日)、敵地で行われたフィリーズ戦に先発登板し、6回3安打1失点、5奪三振の粘投も援護なく負け投手になった。それでも、強力打線をほぼ完璧に封じた。米識者は“特別映像”を紹介。「どうやって打つんだ」と海外ファンも驚いている。

 文字通りの力投だった。初回1死からトレイ・ターナー内野手に二塁打を許すと、悪送球もあって生還を許す立ち上がりに。しかし以降はブライス・ハーパー内野手やカイル・シュワーバー外野手らを擁する打線を圧倒。6回を投げて自責点ゼロに抑え、勝利の可能性を残したままマウンドを降りた。

「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は試合後、自身のX(旧ツイッター)を更新。「ヨシノブ・ヤマモトの92マイル(約148キロ)のスプリッターを打つとはどういう感じか」とし、メジャーでは珍しい「審判カメラ」から捉えた山本の“魔球”を紹介した。

 打席には強打者シュワーバー。山本の手元から投げられた1球は一瞬にして打者の手元に迫り、そこから一瞬にして画面の外へ消えていく。シュワーバーのバットは掠ることなく空を切った。

 山本の“消える魔球”に米ファンも注目。「この角度のヤマモトはとてもクール」「だからベースボールは難しいんだ」「打てるとは思えない」と声が上がったほか、米データ会社「コーディファイ・ベースボール」も「ヤマモトがドジャースに加わって以降、ヨシノブのスプリッターに対するスイングの42%が空振り その理由が、きっとこれでわかるはず」と納得の様子だった。

【実際の映像】米ファンも「打てない」と脱帽 山本由伸の魔球を“特別角度”から紹介

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