大谷翔平に立ちはだかる“イチローの壁” 歴代6位でも…まだ遠い偉大な「45」

マリナーズ時代のイチロー氏(左)とドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
マリナーズ時代のイチロー氏(左)とドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

連続成功記録は38回は歴代6位

【MLB】フィリーズ 3ー2 ドジャース(日本時間5日・フィラデルフィア)

 ドジャースの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地で行われたフィリーズ戦の8回2死一、三塁の場面で盗塁を試みるも痛恨の失敗。連続成功記録は38回でストップした。メジャー6位の記録となった一方、あらためて日本人レジェンドの異次元の記録が浮かび上がる結果となった。

 3点を追う8回2死一塁の場面で、大谷は右前打で出塁。一、三塁で大谷は盗塁を試みたが、JT・リアルミュート捕手の強肩に阻まれ失敗に終わった。レギュラーシーズンでの盗塁失敗は今季初。昨年7月23日(同24日)のジャイアンツ戦から38回連続で決めていたが、記録が途絶えてしまった。

 メジャーでの連続盗塁成功記録の1位はビンス・コールマン氏(カージナルス)が1988~1989年に記録した50回。2位にはイチロー氏(マリナーズ)が2006~2007年に成功させた45回が続く。3位は現役のトレイ・ターナー内野手(ドジャース・フィリーズ)が2022~2024年に残した41回。今回で途切れた大谷の38回は歴代6位に入る。

 大谷は昨季、シーズン59盗塁を達成し、2001年にイチロー氏が残した日本人最多盗塁記録の56を塗り替えた。だが、連続成功記録ではイチロー氏を超えることはできず、あらためてイチロー氏による記録の偉大さが浮き彫りとなった。

(Full-Count編集部)

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