在籍1年も「人生最高の部類」 忘れない阪神への感謝…元助っ人の心に残る日本での日々

ブレーブスのピアース・ジョンソン【写真:真柴健】
ブレーブスのピアース・ジョンソン【写真:真柴健】

元阪神・ジョンソンが日本語で「ゲンキですか? イイ1日ニ!」

 懐かしい顔を見かけると、向こうから“日本語”で挨拶をくれた。「ゲンキですか? イイ1日ニ!」。声の主は、ブレーブスのピアース・ジョンソン投手だった。

 3月31日(日本時間4月1日)~2日(同3日)、ブレーブスは敵地・ロサンゼルスでドジャースと戦った。大谷翔平投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手の3選手が活躍するドジャースだけに、日本メディアも多数いる。ジョンソンは2019年に阪神に在籍。当時を懐かしむように振り返った。

「タイガースはどんなチームだったかって? いやぁ……。屈指のチームだった。とても楽しい時間を過ごした。驚くべき素晴らしいチームメートたち、信じられないほど素晴らしいファン……。人生最高の部類に入る時期だった。野球について考える度に、いつだってタイガースを思い出すよ」

 藤川球児監督とは今でも親しく、当時は同僚。ブルペンをともに支えた右腕は「ああ。素晴らしい監督になると思うよ。試合からそんなに離れていないと思うから、選手たちとの気持ちのつながりという点でとても良い仕事をすると思う。言うまでもなく彼はタイガースのレジェンドだから、とても良い監督になるだろう」とエールを送った。

 1年間の在籍だったが、仲間にも恵まれた。「タイガース時代の親友……? うーん、1人に絞れないよ。だって、ニシがいて、ウメノがいて、シマモト、イワザキ、イワサダ……」。多くの名前が飛び出した。

 日本生活の1年は「全部、大好きだったね。食べ物、日本の方々も大好きだったし、国内旅行も。名所も。うーん、正直、当時のチームメートみんなが恋しいよ」と微笑んだ。甲子園の雰囲気は「最高! 信じられないほど素晴らしい雰囲気で、大好きだった。独特だった。たしか、内野が全部土で、素晴らしい雰囲気だった。ものすごく大好きだったよ」。太平洋を越えた先にある“聖地”を思いやった。

(Full-Count編集部)

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