ゲレーロJr.が14年728億円で契約延長 米報道…後払いなしで“大谷超え”の価値に

開幕後にようやく合意…2021年には大谷とHR王を争った
球団との契約延長交渉が長引いていたブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手が14年5億ドル(約728億円)で契約延長に合意したと、6日(日本時間7日)に米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が報じた。契約がまとまらなければ、このオフにFA市場へ参戦する見通しだったが、開幕後にようやく決着がついた。
同記者によると、身体検査の結果待ちで、契約に後払いは含まれていないという。5億ドルは、フアン・ソト外野手(メッツ)の15年7億6500万ドル(約1113億円)、大谷翔平投手(ドジャース)の10年7億ドル(約1019億円)に次ぐ歴代3位の金額となった。ゲレーロJr.は後払いが含まれていない契約のため、同記者によると現在価値はソトに次いで2位となるという。
2025年オフにFAを迎えるゲレーロJr.とブルージェイズはこのオフ、契約延長交渉をたびたび行ってきた。米メディアによると、球団は3億4000万ドル(約495億円)の契約延長オファーを提示したと伝えられているが、「求めている金額には全く届いていない」として、ゲレーロJr.は拒否。米メディアでは、ソトがメッツと結ん15年7億6500万ドル(約1113億円)の契約を意識しているという見方もあった。
殿堂入りした父を持つゲレーロJr.は、球界最高の有望株と評価され、2019年にメジャーデビュー。2021年には大谷(当時エンゼルス)を上回る48本塁打で初タイトルを手にした。昨季は打率.323、30本塁打、103打点、OPS.940をマーク。今季年俸は2850万ドル(約41億円)で合意し、年俸調停権を持った選手ではソト、大谷に次ぐ歴代3位の金額となっていた。
(Full-Count編集部)
