ベッツが漏らした本音「後悔している」 決めた訪問…6年を経て変化した心境

2018年の優勝翌年には参加せず
昨年のワールドシリーズを制覇したドジャースは7日(日本時間8日)に、ホワイトハウスのドナルド・トランプ大統領を表敬訪問する。ムーキー・ベッツ内野手は“過去の後悔”から今回の訪問に参加を決めたことを米メディアの取材に明かした。
ベッツはレッドソックスに所属していた2019年に、トランプ大統領のホワイトハウスを訪問しなかった。今回に関しても当初は「家族と話し合うつもり」などと地元紙に話しており、動向が注目されていた。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は5日(同6日)、ベッツが今回の訪問を決意した背景を報じている。
ベッツは地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のビル・プランケット記者の取材に対して「個人的な理由で判断をしてしまったので、後悔している」と当時を振り返った。その上で、表敬訪問について「これは個人的なものではないし、そうしたくない。ドジャースとしての決断にしたいんだ」と心境の変化を語ったという。
その理由として、自身がポストシーズンに不調だった時に「どん底にいた時に寄り添ってくれたからだ。彼らは私を励ましてくれた。去年のプレーオフでは本当に助けてもらったんだ。だから、人としていいことをしたいんだ」と言及。続けて「自分を見つめたとき、チームメートと一緒に偉業を祝わないといけないと感じたんだ。去年は色々と闘ったし、それは大変なことだった。彼らと一緒に行かなければ、自分に満足しないんだ」と語った。
トランプ大統領に対しては、過去にも政治的な事情などから表敬訪問を拒否した選手の前例もあった。今回のドジャースは、ワールドシリーズMVPのフレディ・フリーマン内野手が右足首を負傷したため不参加だが、大谷翔平投手をはじめとする主力は参加予定。デーブ・ロバーツ監督は「我々は組織として参加すると、みんなで決めた」と語っている。
(Full-Count編集部)
