山本由伸が明かす「大谷ポーズ」の真相 同僚を“真似”して学習…「全員で一緒に」

ドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】
ドジャース・山本由伸【写真:Getty Images】

山本由伸“デコルテポーズ”は「チーム内で流行っているので僕もやってみました」

 歓喜の瞬間に、こっそりと“真似”をしていた。ドジャースの山本由伸投手が、大谷翔平投手が披露する「デコルテポーズ」の真相を明かした。「最初の方は……。何のポーズなのかわからなかったんですけど、チーム内で流行っているので僕もやってみました。僕も、あのポーズを真似していますよ、実は(笑)」。愛嬌たっぷりな表情で“舞台裏”を語った。

 記者席から、じっと目を凝らすと……。確かに、山本もベンチで「デコルテポーズ」を楽しんでいた。大谷が本塁打を放ったり、同僚が適時打を放ったりした際に披露される新ポーズ。基本的に中継カメラは打者走者をレンズで追うため、ベンチの風景はスタジアムに来場したファンしか味わえない。

 山本は先発登板しない日も全試合、ベンチで仲間の躍動を見守っている。「メジャーは全試合、僕たち先発投手もベンチに入るんです。『全員で一緒に戦うぞ』という意味合いだそうです」。渡米取材およそ2週間が過ぎたタイミングで、日米文化の違いを教えてくれた。

 チームではムーキー・ベッツ内野手、エンリケ・ヘルナンデス内野手、マイケル・コンフォート外野手らが、右手で半円を作り、左から右にスライドさせる「デコルテポーズ」を見せつけている。山本は笑顔で「こっちの人はああいう動きのあるポーズが好きなんですかね……?」と小さな疑問を抱きながら、ポーズを真似して楽しんでいる。

 山本は、新ポーズが生まれたきっかけがCMだと知ると「CMや広告にたくさん起用されているので、半分以上、モデルさんだと思ってます(笑)」とお茶目に笑った。大谷本人は試合後「イジられて盛り上がる分にはいいんじゃないかなと思う。それができるということは、たくさんみんなが打っている証拠だと思うので。良い雰囲気だと思います」と微笑んだ。チームを包み込む“一体感”が、深く滲んでいる。

(真柴健 / Ken Mashiba)

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