投手・大谷は「いい状態」も復帰見えず 指揮官が示した道筋「打者と対戦する前に」

試合前、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:真柴健】
試合前、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:真柴健】

ロバーツ監督「ショウヘイに心配だったり、苛立ちとかはないだろう」

【MLB】ナショナルズ ー ドジャース(日本時間9日・ワシントンDC)

 ドジャースの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、敵地のナショナルズ戦前にキャッチボールを行った。デーブ・ロバーツ監督は投手復帰について慎重な姿勢なままだ。

 昨年11月に手術した左肩の状態を考慮して約1か月間中断していたブルペンでの投球練習を3月末に再開。5日(同6日)の敵地・フィリーズ戦前には3度目のブルペン投球。最速92マイル(約148キロ)のフォーシームなど26球を投げた。

 ロバーツ監督は「彼はいい状態にいると思う。今も打者として試合に出ている。(投手復帰のタイミングは)チームとしての決断だ。チーム全体としてね」。当初は5月頃の投手復帰が見込まれていたが、投手復帰はもちろん実戦投球の予定も見えていない。「オオタニはもどかしさを感じているか」との問いかけには「ショウヘイに心配だったり、苛立ちとかはないだろう。我々は足並みを揃えている。(打撃面を含め)シーズン終盤の重要性なども比較するなど、そういったものすべてが、この(投手復帰について)スローダウンする決断に影響した」と答えた。

 ブルペン再開後に投げているのはツーシームなど速球系の変化球のみ。スイーパー、スプリットなどはまだ投げてもいない。指揮官は「打者と対戦する前に、全ての持ち球を使うことになるだろう。我々のトレーニングスタッフが毎週彼と話をしている。彼の現状や、今後のプランについてね。私は個人的に彼とは話をしていない」とした。まだまだ先となりそうだ。

(Full-Count編集部)

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