元中日ブランコ氏、天井崩落事故で死去 MLBコミッショナー追悼「深い悲しみ」

「悲劇の犠牲者全員の死に深い悲しみを感じています」
元中日のトニ・ブランコ氏が8日(日本時間9日)、ドミニカ共和国で事故死した。同日朝に起きたナイトクラブの天井崩落に巻き込まれた。メジャーリーグ機構のロブ・マンフレッド氏は「深い悲しみを感じています」と追悼のコメントを発表した。
ブランコ氏が亡くなった事故はドミニカ共和国の首都サントドミンゴのナイトクラブで起きた。通算109セーブのオクタビオ・ドーテル氏、通算464本塁打のネルソン・クルーズ氏の妹、ネルシー・クルーズ氏も天井崩落事故に巻き込まれたという。
マンフレッド・コミッショナーは「昨夜サントドミンゴで起きた悲劇の犠牲者全ての方たちについて、深い悲しみを覚えています。私たちは、今回の件で影響を受けたすべての方のご友人、ご家族、そしてネルソンと彼の家族に、心からお悔やみを申し上げます。球界とドミニカ共和国のつながりは根強いものであり、今日における全てのドミニカンプレーヤーとファンのことを思っています」と追悼した。米報道局NBCニュースによると、58人が死亡。160人以上が負傷した。元西武のエステバン・ヘルマン氏は事故前にナイトクラブを後にしていたため無事だったという。
ブランコは2005年にナショナルズでメジャーデビュー。2009年に中日入りし、同年に39本塁打、110打点でリーグ2冠王に輝いた。DeNAへ移籍した2013年には自己最多136打点で2度目のタイトルを獲得した。2015、2016年とオリックスでプレー。NPB通算750試合出場、725安打、181本塁打、542打点をマークした。
(Full-Count編集部)


