背信の3回途中5失点…ド軍ナックは“不満露わ” 笑顔なき勝利「フラストレーションを」

次戦は15日からのロッキーズ3連戦での登板予定
【MLB】ドジャース 6ー5 ナショナルズ(日本時間10日・ワシントンDC)
ドジャースは9日(日本時間10日)、敵地でのナショナルズ戦に6-5で勝利。連敗を3で止めた。しかし、この日先発したランドン・ナック投手は初回に4点の援護をもらうも3回途中5失点KO。期待を裏切る投球となった。右腕は「とてもフラストレーションを感じている」と心境を吐露した。
昨季メジャーデビューして15登板で防御率3.65を記録したナック。東京シリーズでは遠征メンバーに入り、19日には2イニングを投げ1安打無失点、3奪三振の好投を見せた。その後は26人ロースターから外れ、この日に再びメジャーに昇格。連敗ストップが託された。
打線は初回に大谷翔平投手のヒットから始まり、テオスカー・ヘルナンデス外野手の2ランもあって4得点の援護。楽観ムードが漂う中、ナックはいきなり先頭打者に一発を浴びると、制球を乱して走者を出し、3点を失った。2回は三者凡退に抑えたが、3回につかまり、2回1/3で4安打4四球5失点でKOされた。
チームは逆転勝ちしたが、試合後の右腕の表情は明るくなかった。「よくなかった」と淡々と始めたナック。「チェンジアップは制球できていなかったし、後手後手になってしまった。普段の投球ができなかった。4与四球は自分らしくない。もちろん、とてもフラストレーションを感じている。この教訓を今後に生かしたい」と話すしかなかった。
ブルペンでは調子が良かったものの、結果を残せなかったようだ。自身の降板後は救援陣がゼロに封じた。「(ブルペン陣の活躍)大きい。彼らを休ませたいから、もちろんもう少し投げたい。でも彼らは戦士だ。私に代わって、ピシャリと抑えてくれた。次の登板では(反省を生かして)ベストを尽くすよ」と前を向いた。デーブ・ロバーツ監督からは14日(同15日)からのロッキーズ3連戦での先発を明かされている。次こそは好投に期待したい。
(Full-Count編集部)
